浜松開誠館・井口がクラッチタイムで大活躍

7月25日、北海道インターハイ2023大会初日女子1回戦でウインターカップ8強の東京成徳大(東京都[2])と東海大会準優勝の浜松開誠館(静岡県)が対戦。浜松開誠館のリードで進んだ試合は後半同点に。終盤までわからない展開となったが、#7井口姫愛の活躍もあって浜松開誠館が58-54で勝利し、2回戦進出を決めた。



【関連】「北海道インターハイ2023 特設ページはこちら

【写真8点】東京成徳大×浜松開誠館フォトギャラリーをチェック

試合開始から攻防で主導権を握ったのは浜松開誠館。エース#6後藤音羽の得点などで、いきなり11-0とスタートダッシュを決める。
東京成徳大の初得点は残り7分22秒。速い展開から#9谷川美音が決める。まずはリズムを取り戻そうと積極的にシュートを放ち、必死のディフェンスを展開。すると#6野崎楓のジャンパー、#9谷川のフリースローなどで追加点を奪って点差を縮める。しばらく得点が止まっていた浜松開誠館だが、終盤再び主導権を握る。#6後藤が2P、3Pプレーと連続得点。さらにキャプテンの#4望月秋桜も得点して23-10として1Qを終えた。



浜松開誠館#6後藤 音羽


2Q序盤、巻き返したい東京成徳大は#8岡田愛羽が活躍。3Pシュートに加えてドライブからレイアップを決めるなど得点を重ねる。しかし、浜松開誠館は173cm#6後藤に加えて179cm#11中老小雪と高さを生かしてリードを保つ。クォーター終盤、東京成徳大はエース#4奥山奈津を中心に得点して点差を縮め、浜松開誠館の36-27でハーフタイムを迎えた。

3Q初得点は残り8分20秒、東京成徳大#10加藤凛音がリバウンドから決める。続けて3Pシュートも飛び出して32-36と4点差に。追い上げムードとなるが、ここから約4分、共に得点が動かない。その均衡を破ったのは東京成徳大。残り4分を切ったところで#10加藤がミドルジャンパーを決めると、#5高松花栞のシュートでついに36-6と追いつく。
3Qに入ってから無得点だった浜松開誠館は残り1分56秒、#6野崎のフリースローで初得点。直後、東京成徳大#5高松に決められて逆転を許したが、再び#6野崎のフリースローなどでリードを奪う。終了間際、東京成徳大は#6野崎が左ウイングからディープ3Pシュートを成功。41-41と同点で4Qを迎えた。



東京成徳大#5高松花栞


勝負の4Q、浜松開誠館#6後藤が3Pプレーを決めると東京成徳大は#6野崎がすぐに3Pシュートを成功。その後も互いに引かぬ攻防が繰り広げられる。
残り6分強、浜松開誠館は#11中老がフリースローを決めて48-46。直後にターンオーバーを引き出すと、司令塔#7井口姫愛がトップから3Pシュートを成功。51-46とする。

残り4分、東京成徳大は#10加藤の得点などで1点差まで迫る。しかし、浜松開誠館は残り3分16秒、#7井口がスティールからの速攻で躊躇なく3Pシュートを放って決めて4点差に。その後、東京成徳大は#4奥山のシュートで望みをつないだが追いつくことはできず。浜松開誠館が接戦をものにした。

浜松開誠館は#6後藤が31得点、13リバウンド、#11中老も11得点、12リバウンドと2人がダブルダブル。値千金のプレーを見せた#7井口は3Pシュート2本を決めて8得点をマーク。粘りを見せた東京成徳大は、#9谷川の10得点がチームトップ、次いで3Pシュート2本を決めた#8岡田8得点など8人が得点をマークしたが、わずかに届かなかった。



東京成徳大#7山内晴惠と浜松開誠館#11中老小雪


 [注目チーム・注目選手、出場選手名鑑掲載！]
＼インターハイ特集／月バス9月号ご購入こちらから
https://shop.nbp.ne.jp/shopdetail/000000002252/