月刊バスケットボール6月号

冬8強の東海大付諏訪が2回戦進出、阪南大のゾーンを攻略【北海道インターハイ2023】

写真/堀内涼(月刊バスケットボール)

東海大付諏訪が2回戦進出


7月25日、北海道インターハイ2023大会初日男子1回戦で、ウインターカップ8強の東海大付諏訪(長野県)と同16強の阪南大(大阪府[1])が対戦。1Q、3Pシュート攻勢でリードを作った東海大付諏訪が相手ディフェンスを攻略し、93-63で勝利。2回戦にコマを進めた。



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立ち上がりからルーズボールに飛びこむなど気迫を見せていく両者。#4ンワンクォ チネドゥ ゴッツウィルがリバウンドを奪い、攻撃に転じる阪南大はインサイドを軸に得点。対する東海大付諏訪はゾーン・ディフェンスに対して速いパス回しからキャプテンの#17寺坂優羽、#1渡邊大翔の3Pシュートにつなぐなど対照的なオフェンスを見せる。阪南大にターンオーバーが続いたこともあって、残り約5分で東海大付諏訪が15-5とリードを作る。

1Q後半は阪南大が好オフェンスを展開。#32影山獅恩がポストプレーから、#37松本星希、#23酒瀬川和也、のジャンパーで得点すると、スティールからのオフェンスで3Pシュートも飛び出して点差を詰める。それでも3Pシュートが当たった東海大付諏訪が、23-17とリードして1Qを終えた。


東海大付諏訪#77板倉

東海大付諏訪は2Q、#77板倉伶弥がインサイドで連続して得点。残り7分37秒で31-21とする。阪南大は#4ゴッツウィルにボールを入れるが、マッチアップの#77板倉の好守にあって得点が伸びず。速い展開から#32影山がレイアップ、3Pプレーを成功するなど良いシーンも見せたが点差は縮まらずドライブとの合わせから#7綱島佑太朗が得点。素早いパス回しから#30佐々木颯太の3Pシュートロングシュートなどゾーン・ディフェンスをうまく攻め、リバウンド争いでも優位に立った東海大付諏訪。阪南大は#10エベブネ チブゾ ジャフェット、#4ゴッツウィルの得点があったが東海大付諏訪の47-34でハーフタイムを迎えた。

3Q、徐々に両チームのテンポがアップ。その中で東海大付諏訪は#17寺坂、#77板倉が、阪南大は#4ゴッツウィル、#23酒瀬川、キャプテンの#17福田光星が得点していく。リバウンドを拾えるようになってきた阪南大は7点差まで詰めたが、東海大付諏訪は #17寺坂が得点源となり、63-52とリードを守って4Qを迎えた。



阪南大#4ゴッツウィル

差を詰めていきたい阪南大は4Q、#4ゴッツウィルにボールを入れるが得点につながらない。ディフェンスで頑張るが、東海大付諏訪の攻撃を抑えきれず。フリースローでの追加点を許す。阪南大はその後、#10ジャフェットが攻防で存在感を発揮するが、東海大付諏訪は#77板倉、#16高田航太郎の3Pシュートなどで追加点。逆にリードを広げて逃げ切った。

東海大付諏訪は#77板倉が両チームトップの30得点。13リバウンドもマークしてダブルダブルに。#1渡邊が21点、#17寺坂が16点、#7綱島が11点と4人が2桁得点を記録した。一方、阪南大は#23酒瀬川が24得点でチームトップ。ベンチから出場して存在感を発揮した#10ジャフェットも14得点と2桁得点を記録した。リバウンドでは東海大付諏訪が47本奪取と阪南大を18本上回った。


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写真/堀内涼(月刊バスケットボール) 文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 北海道インターハイ2023

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