月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2023.07.18

いしかわバスケットボールクリニック2023が開催、森井健太らBリーグ選手・コーチが小中158名に指導

県内出身のBリーグ選手・コーチによるクリニックを開催


7月16日、森井健太(横浜BC)をはじめとする県内出身のBリーグ選手・コーチによる「いしかわバスケットボールクリニック2023」(石川県・宇ノ気体育館)が開催された。

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コーチ役となったのは森井、長野誠史(三河)、酒井達晶(元群馬AC)、伊藤大樹(横浜BC)、久保拓斗(金沢武士団)、高橋亮(横浜)。今回のクリニックは森井が“地元の子どもたちに教える場を作りたい”と要望したことから実現したもの。当日はなんと県内の小学生86名、中学生72名が参加と大盛況となった。

クリニックは森井の「今日は、石川ではじめてのクリニックなので、みんなで一緒に楽しみたいと思います。たくさんコミュニケーションをとってください」というあいさつからスタート。ウォーミングアップを行ったのち、選手発案によるワークアウトへ。ドリブルは酒井、パスは森井、フィニッシュは長野と久保、シュートは伊藤と各コーチ役が担当になって勧めていき、一緒にゲームを行い、最後はクールダウンまでしっかり指導した。最初は緊張した面持ちだった子どもたちもいたが、コーチ陣の積極的な声かけで徐々に笑顔があふれるようになり、大いに楽しめたようだ。

クリニックのあとは、質問コーナー、サインが当たる抽選会も実施。最後に森井は「今回、石川県の小中学生と交流する機会を設けてもらってとても感謝しています。自分がみんなと同じ小学生の時に、北卓也さん(元川崎)のクリニックを受けたことがとても心に残っています。今度は、自分が北さんと同じ立場になって石川県の子どもたちに自分と同じ思いをしてもらえるといいなと思ってクリニックを開きました。今、石川県の選手がBリーグ、Wリーグで活躍しています。みんなの応援が力になるし、僕たちもみんなの頑張る姿を見て頑張ろうという気持ちになるので、これからも石川県を盛り上げていきましょう。今日は、ありがとうございました」と子どもたちにメッセージを送った。

参加した選手たちに感想を聞くと、「今日は、知らなかったことをたくさん教えてもらって、明日からの練習に生かしたいと思います。森井選手に教えてもらったパスの出し方や酒井コーチのスタンスの取り方がとても印象に残っています(中学女子)」、「今日、スクリーンかけた時のパスの出し方を森井選手に教えてもらったので、チームメイトに伝えたいと思います(中学男子)」、「一緒にゲームをしたのが楽しかったです。ダンクしているのが、かっこよかったです(小学生男子)」と語るなど内容の濃い時間になった様子。影響を受けて森井が選手になったように、このクリニックからまた日本を代表する選手が出場するかもしれない。







文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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