月刊バスケットボール6月号

大学

2023.07.17

【第1回全日本大学バスケットボール新人戦】初代チャンピオンは男子:筑波大、女子:大阪体大に!

“夏の全国大会”開催で大学バスケの新境地へ

昨年のプレ大会開催を経て、今年から公式戦としてスタートした1、2年生のみによる『全日本大学バスケットボール新人戦』。7月10日から男女各24大学がリーグ戦及びトーナメントで熱戦を繰り広げてきたが、最終日の16日は国立代々木競技場 第二体育館(東京都渋谷区)を会場に、3位決定戦および決勝戦が行われた。各試合の結果は下記のとおり。


<男子決勝>
筑波大 73-66 専修大





男子優勝☆筑波大

男子準優勝☆専修大


<男子3位決定戦>
日本大 87-54 浜松学院大





男子第3位☆日本大

男子第4位☆浜松学院大


<女子決勝>
大阪体大 64-63 筑波大





女子優勝☆大阪体大

女子準優勝☆筑波大

<女子3位決定戦>
白鷗大 77-68 山梨学院大





女子第3位☆白鷗大

女子第4位☆山梨学院大



 1、2年生のみのチーム編成での戦いとあって、近年の冬のインカレとは少し異なる上位対戦の顔合わせが新鮮な印象を与える結果となった。

高校では夏のインターハイがあり、都道府県や地域の枠を越えた全国大会として、チーム作りの“中間試験”的な意味合いを持っているのに対して、大学ではこれまで冬のインカレが1年間を通して唯一の全国大会となっていた。今回、1、2年生限定ではあるが夏の全国大会ができたことは、大学バスケのいっそうのレベルアップや盛り上がりにつながることが期待される。

また、公式戦では比較的、出場機会の少ない1、2年生が主力となって真剣勝負に挑み、経験を積むことは、上級生にとっても大いに刺激となり、チームの底上げやレベルアップにもつながるに違いない。そのためにも、今大会に出場した各大学の選手たちは、ここで得られた経験や課題をしっかりとチームに持ち帰り、上級生とともに秋のリーグ戦や冬のインカレに向けて生かしてゆくことが大切だ。

今回、各大学のベンチや応援席には、ふだんとは逆の立場となって下級生を様々な形でサポートする上級生の姿が数多く見られた。そうした光景もまた新鮮で、今回の“インカレ新人”という新たな取り組みは、大学バスケに新風を吹き込み、日本バスケ界の中でもより活気あるカテゴリーとして発展してゆく期待を抱かせる。





















※締め切りの都合上、7月25日発売の月刊バスケットボール9月号では準々決勝までの結果と注目チームのトピックスを掲載。
※決勝レポートは8月25日発売の10月号にて。


取材〇村山純一(月刊バスケットボール) 写真〇山岡邦彦

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