U19女子W杯が明日開幕、FIBAはチーム番付で日本を9位と評価
U18女子アジア選手権で銅メダルを獲得した日本
U19女子代表の躍進に期待
「FIBA U19女子ワールドカップ2023」(7月15日〜23日、スペイン)を前に大会公式ページは現地7月13日(日本時間14日)、チームのパワーランキングを掲載し、「AKATSUKI JAPAN」女子U19日本代表を9位とした。またその選手版では横山智那美(トヨタ自動車)が16位に選んでいる。
【表】「AKATSUKI JAPAN」女子U19日本代表チーム12名をチェック
昨年9月、インドで行われたU18女子アジア選手権、日本はグループステージ全勝で4強入りを果たしてU19女子ワールドカップ2023の出場権を奪取。準決勝ではグループラウンドで勝利した中国に51-54で惜敗となったが、3位決定戦でチャイニーズ・タイペイを下して銅メダルを獲得した。
FIBAのライターで女子バスケに詳しいフィル・ニルセン氏はチーム評価の寸評で、中国に敗れた準決勝での敗戦を指摘。「昨年、U18女子アジア選手権で3位となり、決勝進出の可能性もあった日本に厳しい評価かもしれない。それでも準決勝で敗れたことを考慮した順位となった。今大会でベスト8入りするのは日本かもしれない。大脇晴(東京医療保健大)、横山の活躍が期待される」と紹介した。ちなみに、中国の番付は一つ上の8位。トップ3は1位アメリカ、2位スペイン、3位オーストラリアとなっている。
ニルセン氏から名前を出された横山は、選手パワーランキングで16位として紹介されている。「アジア選手権ではオールスターファイブにふさわしい活躍を見せた。彼女は13.2得点で大会得点王となっただけではなく、アシスト王(5.4本)、スティール王(2.8本)となり、5.4リバウンドをマークした。それらの数字は彼女がダーティーワークをいとわない姿勢を持っていて、パスセンスもあることを示している」と評価している。
その横山をはじめ、高校バスケ界を彩った実力あるメンバーを揃えている日本。9位という評価を覆して、上位進出を果たしてほしいところ。日本はグループCに入っており、7月15日にイタリア、16日にブラジル、18日にリトアニアと対戦。7月19日から決勝トーナメントがスタートとなる。
FIBA U19女子ワールドカップ2023
開催期間: 2023年7月15日〜23日開催地:スペイン・マドリード
大会公式サイト: https://www.fiba.basketball/world/u19women/2023
組み合わせ:
【グループA】アルゼンチン、スペイン、オーストラリア、フランス
【グループB】マリ、ドイツ、チャイニーズ・タイペイ、アメリカ合衆国
【グループC】日本、リトアニア、ブラジル、イタリア
【グループD】エジプト、カナダ、中国、チェコ共和国
スケジュール(予定):
7月15日(土)日本vs.イタリア(18:45TIPOFF日本時間)
7月16日(日)ブラジルvs.日本(21:15TIPOFF日本時間)
7月18日(火)日本vs.リトアニア(21:15TIPOFF日本時間)
7月19日(水)ラウンドオブ16
7月21日(金)クォーターファイナル・順位決定戦
7月22日(土)セミファイナル・順位決定戦
7月23日(日)ファイナル・順位決定戦
競技方式:
・各グループにて1回戦総当たりを行い、グループ毎の順位を決定
・グループAとBの1位-4位、2位-3位…の要領でたすき掛けのベスト8決定戦を行う(グループCとDも同様)
・ベスト8進出チームにより決勝トーナメント(準々決勝~決勝)、ベスト8決定戦の敗戦チームは順位決定戦を実施
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)