月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.07.10

初開催「NBAインシーズン・トーナメント」の振り分けが決定、システム・大会予定を紹介

来季NBAでシーズン内でのトーナメントを初開催


現地7月9日(日本時間10日)、NBAは来シーズンから開始するレギュラーシーズン内でのトーナメント戦「NBAインシーズン・トーナメント」の詳細を発表。現地11月3日(日本時間11月4日)に開幕し、ファイナル4(セミファイナル、ファイナル)はラスベガス「T-モバイル・アリーナ」で現地12月7日、9日(日本時間12月8・10日)に行われて優勝チームが決まる。

【表】「NBAインシーズン・トーナメント」グループ振り分け/対戦時のホーム&アウェイ表をチェック

「NBAインシーズン・トーナメント」はグループステージ(現地11月3日〜28日[日本時間11月4〜29日] ※11月7日[日本時間8日]は試合なし)を行い、勝ち抜いた8チームがノックアウントラウンド(現地12月4・5日[日本時間12月5・6日]、7・9日[日本時間12月8・10日])に進む形で進行する。
グループステージは2022-23レギュラーシーズンの成績を元に、[ポット1]同カンファレンス内で成績上位3チーム、[ポット2]同カンファレンス内4位〜6位チーム、[ポット3]同7位〜9位、[ポット4]同10位〜12位、[ポット5]同13位〜15位と5つのポットに分けられたうえで抽選して決定。現地11月3日〜28日の毎週火曜日、金曜日は“トーナメントナイト”と名付けられ、グループ内のチームと1試合対戦(各チームはホーム&アウェイ各2試合)を行って順位を決める。各グループ1位とワイルドカード1チーム(1位チーム以外で同カンファレンス内成績最上位チーム)がノックアウトラウンドに進出となる。2チーム以上が同じ成績の場合は(1)対戦結果 (2)得失点差 (3)グループ内対戦の総得点、(4)2022-23レギュラーシーズン成績、(5)抽選で順位を決定する。

8チームによるノックアウトラウンドは1戦先勝方式。準々決勝はグループステージ1位チーム×ワイルドカードチーム、同2位チーム×同3位チームの対戦(成績上位のホーム)でファイナル4進出チームを決定。ネバダ州ラスベガスにあるT-モバイル・アリーナで準決勝(現地12月7日)、決勝(現地12月9日)とファイナル4を行って初代チャンピオンを決める。なお、決勝以外の試合結果はレギュラーシーズンの勝敗に加算。現地12月6日・8日[日本時間12月7・9日]にはノックアウトラウンドに進めなかった22チームが2試合をプレイし、準々決勝敗退チームも現地12月8日[日本時間12月9日]に1試合行う。

また、「NBAインシーズン・トーナメント」では優勝チームの選手に各50万ドル(約7,139万円)、準優勝チームの選手に各20万ドル(約2,855万円)、準決勝敗退チームの選手に各10万ドル(約1,428万円)、準々決勝敗退チームの選手に各5万ドル(約714万円)の賞金が用意されている。ほか、トーナメント終了後、MVP、オール・トーナメントチームの表彰も予定されている。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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