月刊バスケットボール7月号

女子日本代表6連覇ならず。4Q終盤に逆転を喫して悔しい準優勝に [女子アジア杯2023]

チームトップ17得点をマークした#8髙田真希

中国に悔しい逆転負けで6連覇ならず


7月2日、「FIBA女子アジアカップ2023」大会最終日、女子日本代表AKATSUKI JAPAN(FIBAランク9位)は決勝(日本時間14時ティップオフ)で中国(同2位)と対戦。35-26とリードしてハーフタイムを迎えたが、4Q終盤、競り合いとなるも71-73で逆転負け。大会6連覇には届かなかった。

【動画】決勝/日本vs.中国ハイライトをチェック

【写真点】決勝日本×中国フォトギャラリーをチェック

グループステージ最終戦、FIBAランク3位のオーストラリアに91-66と快勝してベスト4以上が確定。オリンピック世界最終予選出場権(2024年2月開催予定)を奪取した日本は、決勝トーナメント準決勝でも勢いのままにニュージーランド(同29位)を88-52で下して6大会連続の決勝進出。決勝で戦う3大会連続の対戦となる中国となった。

スターターは変わらず#23山本麻衣、#27林咲希、#3馬瓜ステファニー、#88赤穂ひまわり、#8髙田真希で試合開始。会場は中国ファンの声援、ブーイングが大きくアウェイの雰囲気が漂う。日本はまず#27林の3Pシュートでチーム初得点を挙げると#88赤穂のフリースローで追加点。さらに残り7分26秒、#8髙田が左ウイングから3Pシュートを決めて8-4する。しかし、中国は205cmある#15シュー・ハンのシュート、速攻ですぐに追いつく。

中盤はディフェンス合戦となって8-8のまま、スコアが動かず。日本は残り4分42秒、#3馬瓜がボールを叩いてルーズボールになったところを#23山本が飛び込みながら#3馬瓜にパスを出して速攻を決めて10-8とする。さらに日本は#8髙田がドライブからレイアップ、#32宮崎早織からの絶妙なアシストで#88赤穂がレイアップを決めてわずかにリードを保って終盤へ。残り1分、14-15とされる。すぐに#99オコエ桃仁花が3Pシュートで逆転したが、直後に追いつかれて17-17で1Qを終えた。

2Q開始直後、#15シューの3連続得点。日本は17-24とリードを許す。タイムアウトでは恩塚亨HCから「ここは我慢しよう。相手の足元に入っていこう」と声をかけられる。残り7分56秒、#88赤穂がドライブからレイアップを決めて2Q初得点。さらに#8髙田、#32宮崎もレイアップを決めるなど、日本のオフェンスが機能し始める。その後、#99オコエのフリースローで25-26とすると残り3分58秒、#59星杏璃がトップからドライブを決めて27-26とする。直後のディフェンス、24秒バイオレーションを奪うと#8髙田が3Pシュート! 30-26とする。さらに#8髙田のレイアップ、#27林の3Pシュートを決めて35-26としてハーフタイムを迎えた。日本は残り7分半から16-0のランを作っている。

3Q、中国は開始から#15シューが3連続得点。35-33とされた日本は、#23山本の3Pシュートで再び差を広げる。ここからはシーソーゲームの展開に。#99オコエの3Pシュートも決めてわずかにリードを保つが、中国も#9メン・リーが3Pシュート、#5ワン・シーユーのドライブで41-42と逆転を許す。
タイムアウトの中で、「2Qよりプレッシャーが落ちている」と恩塚HCからディフェンスの指示を受けた日本は、すぐに#8髙田の3Pシュート。直後に逆転を許すが、残り3分半、#27林の3ポイントプレイで47-46とする。その後、日本は#59星、#23山本がレイアップを決めると好守を見せて51-48として3Qを終えた。

4Q開始直後、1点差にされた日本は#88赤穂のフリースロー、#3馬瓜の技ありフェイドアウェイシュートで追加点を奪ってリードを保つ。日本がわずかにリードを続けていくと、#5分38秒、ショットクロックぎりぎりで#32宮崎が放った3Pシュートは、バックボートにバウンドして決まり、60-54とする。

しかしタイムアウト後、日本は60-60と追いつかれると#9メンに3Pシュートを、#15シューにインサイドで決められて残り3分強で5点リードを許す。ポイントが欲しい日本だが、中国のディフェンスに苦しんでシュートが決まらない。

残り2分、キャプテンの#27林がレイアップを決めて3ポイントプレイ。63-66とすると、直後のディフェンスでターンオーバーを引き出して残り1分48秒、#27林が3Pシュートを決めて66-66と追いつく。しかし残り1分5秒、中国は#15シューがインサイドで得点。2点リードとする。直後のオフェンスでシュートは決まらず。ファウルゲームを展開するが、逆転することはできず。大会6連覇を達成することはできなかった。

なお決勝前で行われた3位決定戦では開催国オーストラリアがニュージーランドを81-59で勝利。表彰式では、平均10.6得点、5.2アシストをマークした#23山本がベスト5に選ばれた。




FIBA女子アジアカップ2023概要

開催期間:2023年6月26日(月)~7月2日(日)
開催地:オーストラリア(シドニー)
大会公式サイト:https://www.fiba.basketball/womensasiacup/2023
組み合わせ(FIBAランク):
[グループA]中国(2位)、韓国(12位)、ニュージーランド(29位)、レバノン(44位)
[グループB] オーストラリア(3位)、日本(9位)、チャイニーズ・タイペイ(33位)、フィリピン(42位)

〔グループB日本戦予定〕
現地6月26日(月)17時(日本時間同日16時)/○94-53×チャイニーズ・タイペイ
現地6月27日(火)13時半(日本時間同日12時半)/○95-57×フィリピン
現地6月28日(水)19時半(日本時間同日18時半)/○91-66×オーストラリア

〔決勝トーナメント〕
現地7月1日(土)17時(日本時間同日16時)/準決勝○88-52×ニュージーランド
現地7月2日(日)15時(日本時間同日14時)/決勝☓71-73○中国



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 女子日本代表

PICK UP

RELATED