月刊バスケットボール6月号

U19男子日本代表、4強進出ならず。アメリカに敗れて5-8位決定戦に進む[FIBA U19ワールドカップ]

ジェイコブス晶20得点の活躍もアメリカに完敗


現地 6月30日(日本時間7月1日)、FIBA U19ワールドカップ 2023(6月24日~7月2日/ハンガリー・デブレツェン)に出場中のU19男子日本代表は、決勝トーナメント準々決勝でアメリカと対戦。1Q、リードを奪う場面もあったが、じりじりと差を広げられて61-105で敗戦。次戦は現地7月2日(同3日)に行われるフランス対セルビアの敗者との5-8位決定戦となる。

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日本の初得点は#4ジェイコブス晶。残り7分43秒にフローターを決める。その約40秒後、#4ジェイコブスは3Pシュートを決めて5-6とする。その後、日本は#8武藤俊太朗、#10小澤飛悠も3Pシュートを成功。簡単にリードを広げさせない。ディフェンスでも粘っていくと残り2分39秒、#7湧川颯斗の3Pシュートで18-19に。さらに#10小澤も3Pシュートをねじ込んで21-19と逆転する。しかし、終了間際の失点で21-23と2点差で1Qを終える。

2Q、日本のシュートがリングに弾かれて得点が伸びず。残り5分19秒で26-36と2桁差にされてしまう。2Q前半の得点は#14川島悠翔のレイアップのみとなっていた日本。終盤に#4ジェイコブス、#5岡田大河がなんとか得点したものの36-48と12点差を付けられてハーフタイムを迎えた。

3Qに入っても日本はリズムが作れず。対するアメリカは早い展開でゴールにアタックして点差を広げていく。残り6分51秒、#14川島のフリースローで日本は3Q初得点。しかし、直後に37-57と20点差にされてしまう。
残り6分9秒、リバウンドからの速攻で#4ジェイコブスがダンクを成功。続いて残り4分を切ったところでスティールからの速攻で得点。さらに3Pシュートを決めるなど、#4ジェイコブスが得点源となるが、依然としてショート〜ミドルレンジではいい形でシュートが放てない。終了間際、#11坂本康成がオフェンス・リバウンドからねじ込んだものの、46-77として3Qを終えた。

日本は4Q、#15渡辺伶音がブロック、#7湧川がスティールとディフェンスでいいプレーも出る。すると、#14川島がクイックネスを生かしてレイアップ、フェイクを入れてのシュート、フリースローと追加点を奪取。さらに#4ジェイコブスはこの日4本目となる3Pシュートを決める。点差が付いても最後まで集中力を切らさずプレーしたものの、アメリカのオフェンスは最後まで勢いは衰えず。61-105で敗れた。

日本は#4ジェイコブスが3Pシュート4本を決めるなどでチーム最高の20得点をマーク。#14川島も11得点を決めている。
次戦は、現地7月2日(同3日)に行われるフランス対セルビアの敗者との5-8位決定戦となる。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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