月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2023.06.30

Bリーグ島田慎二チェアマンの続投が内定「大きく羽ばたけるように皆様と共に戦ってまいりたいと思います」

臨時役員総会で承認され続投が内定


6月30日、Bリーグは「2023 年度 公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ臨時会員総会」を開催。2023 年9 月以降のチェアマンが島田慎二(現チェアマン)に内定したと会見で発表した。2023年9月の定時会員総会終了後の臨時理事会にて正式に決議となる。

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島田氏がチェアマンに選任されたのは、前チェアマンである大河正明氏の退任となった2000年のこと。今年改選のタイミングということで発足した役員候補者検討委員より推薦を受けると臨時役員総会で承認され、チェアマン続投が内定した。

会見の冒頭で「先ほどの臨時会員総会。次期チェアマンの選任を受けました。今日で丸3年たちますが、次の2年もしっかり務めさせていただきたいと思います」と語った島田氏は、続いて2021・2022年度の振り返り、コロナ制限での守りと攻めの両立が、制限解除後の急速な回復・上昇に繋げることができ、中期計画の2年目の目標は概ね達成したという評価を得た報告。「クラブB1、B2の総売上高は300億円見込みだったものが363億円に、リーグの売上高は70億円を見込みにしていたが73億円を超えるところまで来ました」とコロナ禍の苦しい状況下で健闘したと語っている。

続けて2023・2024年のマニフェストとして(1)将来構想制度整備の完了 (2)クラブ成長の徹底支援 (3)リーグの将来方針明確化 (4)リーグビジネスモデルの進化 (5)国際事業化への挑戦 (6)次世代マネジメント人材育成 (7)外部との向き合い強化と7つを掲げて説明した。

島田氏は今後2年間について、「さまざまなシステム改変、組織再編、新たなビジネスモデルの構築など、Bリーグの10年、20年、30年先を占うチャレンジになると思っています。我々としては“ノーチャレンジ、ノーフューチャー”ということでチャレンジなくして我々の未来はないとクラブとも共有しています。現状維持ではなく、変えること、変わることを我々は選択しました。今のスポーツ界のスタンダードに甘んじることなく、新たなチャレンジをしながら成長を進めていくということを、クラブの全社長と全会一致の元、合意しました。将来のリーグの命運を担う、この2年間をクラブの社長、スタッフ、選手、何よりファンの皆様、総力を上げて大きく羽ばたけるように皆様と共に戦ってまいりたいと思います」と決意を表明している。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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