月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2023.06.29

河村勇輝が渡邊雄太、八村塁所属の米大手マネジメント会社と契約

海外挑戦に向けての第一歩となるのか


6月29日、アメリカ大手マネジメント会社のワッサーマンは、SNSで日本代表ガードの河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)がクライアントに加わったことを明らかにした。同社のクライアントには、渡邊雄太(ネッツFA)、八村塁(レイカーズFA)もいる。

【SNS】“ウェルカム!”と発表したワッサーマンの投稿がこちら

2001年生まれ、山口県出身の河村は福岡第一高でウインターカップ連覇など4度日本一を経験。東海大進学前には、特別指定選手として三遠に所属してBリーグでもプレー。東海大では1年生にしてインカレを制覇。その直後に横浜BCに特別指定選手として入団する。そして2022年3月に東海大を退学し、横浜BCとプロ契約を締結。3シーズン目を迎える今季は、19.5得点、8.5アシストのアベレージをマーク。チームを初のプレイオフ進出に導き、最優秀新人王、アシスト王、ベスト5、MVPと4冠を獲得した。

ワッサーマン社は渡邊、八村のほか、NBAではクレイ・トンプソン(ウォリアーズ)、ドマンタス・サボニス(キングス)、デリック・ローズ(ニックス)といったスタープレイヤーの代理人を務めるほか、MLBではダルビッシュ有(パドレス)、鈴木誠也(カブス)、ゴルフ、ボクシング、NFL、ラグビーなど多くのクライアントを抱えている。それらの名前を見てもわかるとおり、アメリカを中心とした世界で活躍するアスリートが多いだけに、河村もいずれNBAや海外リーグに挑戦するタイミングが訪れるのかもしれない。

横浜BCは6月2日に、河村との契約更新を発表。のちに3年契約であることが明らかとなっており、チームからは「来シーズンも横浜ビー・コルセアーズでプレーさせて頂けることとなり、大変嬉しく思っております。今シーズンはブースターの皆さんのお陰でBリーグ参入後クラブ史上最高の結果を出すことが出来ました。本当にありがとうございました。この結果に満足することなく、来シーズンは優勝を目指して頑張りますので応援よろしくお願いいたします」とメッセージが発表となっている。


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 河村勇輝

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