月刊バスケットボール6月号

U19男子日本代表がセルビアに逆転負け、決勝Tでは明日ハンガリーと対戦

#14川島悠翔は10得点をマーク

リードして4Qを迎えたが惜敗


現地6月27日(日本時間28日)、FIBA U19ワールドカップ 2023(6月24日~7月2日/ハンガリー・デブレツェン)に出場中のU19男子日本代表は、グループステージ3戦目でセルビアと対戦。3点リードで4Qを迎えたが、65-76で逆転負け。グループC3位で決勝トーナメントにコマを進めた。

【動画】日本対セルビアの試合動画をチェック

現地25日、エジプトに対して82-70で今大会初勝利をあげたU19男子日本代表は、2mを7人そろえるセルビアと対戦。1Q20-22と互角の展開に持ち込んだ日本だったが、2Qは開始2分半でセルビアに8-0というランを許す。残り7分29秒、#14川島悠翔のジャンパーが2Q初得点となった日本は、#4ジェイコブス晶、#7湧川颯斗が続き、残り約5分で28-31と迫ったものの、クォーター終盤にかけてセルビアのシュートが冴えて33-42でハーフタイムに。



3Q12得点と引っ張った#4ジェイコブス晶


すると3Q、日本は流れを掴む。#4ジェイコブスが3Pシュート2本成功を含む12得点の活躍もあってこのQ26-14として59-56と3点リードで4Qを迎えた。しかし、4Q開始直後に日本は連続ターンオーバーから3Pシュート、速攻を許して59-61と逆転を許す。
高さのあるメンバーでゾーン・ディフェンスを展開するセルビアに対して日本はアウトサイド中心のシュートに。しかし、その確率が上がらない。ドライブしても高さを前に苦しみ、リバウンド争いでは劣勢となる。その中で#13内藤耀悠がスティールに3Pシュートと奮闘。その#13内藤のアシストで#9小川瑛次郎も3Pシュートを沈めて反撃したものの、65-76で逆転負けとなった。



4Q奮闘を見せた#13内藤耀悠


日本は#4ジェイコブスが16得点でチームトップ。#8川島も10得点を奪っている。チームとしては、リバウンド争いで31-51と劣勢に。特にオフェンス・リバウンドは23本奪われており、セカンドチャンスで得点を奪われてしまった。

グループステージを1勝2敗の3位で終えた日本は、現地6月28日17時半(日本時間24時半)より決勝トーナメント1回戦で地元ハンガリー(グループD2位)と対戦する。


「FIBA U19バスケットボールワールドカップ2023」概要

開催期間:2023年6月24日(土)~7月2日(日)
開催地:ハンガリー・デブレツェン

■組み合わせ
【グループA】カナダ、フランス、中国、スペイン
【グループB】レバノン、アメリカ合衆国、マダガスカル、スロベニア
【グループC】セルビア、日本、ブラジル、エジプト
【グループD】アルゼンチン、韓国、ハンガリー、トルコ

■スケジュール
6月24日(土) ×73-94○ブラジル
6月25日(日) ○82-70×エジプト
6月27日(火) ×65-76○セルビア
6月28日(水) [ラウンドオブ16]日本×ハンガリー
6月30日(金) クォーターファイナル・順位決定戦
7月1日(土) セミファイナル・順位決定戦
7月2日(日) ファイナル・順位決定戦

■競技方式
・各グループにて1回戦総当たりを行い、グループ毎の順位を決定
・グループAとBの1位-4位、2位-3位…の要領でたすき掛けのベスト8決定戦を行う。(グループCとDも同様に行う)
・ベスト8進出チームにより決勝トーナメント(準々決勝~決勝)、ベスト8決定戦の敗戦チームは順位決定戦を行う。


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