月刊バスケットボール7月号

女子日本代表、全員得点でフィリピンに38点差の快勝[女子アジア杯2023]

16得点を奪った前回大会MVPの#88赤穂ひまわり

連勝で明日オーストラリア戦に挑む


6月27日、「FIBA女子アジアカップ2023」大会2日目、大会6連覇を目指す女子日本代表AKATSUKI JAPAN(FIBAランク9位)は、フィリピン(同42位)と対戦。前半で17点リードを作ると、4Qさらに点差を広げて95-57で勝利した。グループステージ最終日の明日は開催地であるオーストラリア(同3位)と対戦。勝利すればベスト4が確定し、オリンピック世界最終予選出場権(2024年2月)獲得となる。

【動画】日本○95-57×フィリピンアジアカップ第2戦ハイライトをチェック

前日、チャイニーズ・タイペイ(同33位)との大会初戦では特に後半、ディフェンスが奏功して94-53と好スタートを切った日本。第2戦は、フィリピンとの対戦となった。

スターターは初戦と同じく#23山本麻衣、#27林咲希、#3馬瓜ステファニー、#88赤穂ひまわり、#8髙田真希に。1Q#27林のレイアップでチーム初得点を奪うと、#88赤穂、#27林、#3馬瓜の3Pシュートでまずリードを作る。そして相手チームに絶えずプレッシャーからターンオーバーを引き出すと(1Q6TO)追加点につなげて流れを掴む。残り1分半を切ってから#15本橋菜子の3Pシュートで23-11とリードを2桁に広げると、#27林、#8髙田の得点で28-14として1Qを終える。2Qさらにリードを広げ、49-31としてハーフタイムを迎える。

3Qは17-17と互角の展開に。66-48として迎えた4Q、日本は#15本橋、#32宮崎早織のツーガードでスタート。#15本橋からのパスで#12朝比奈あずさが左コーナーから3Pシュートを成功。さらに#75東藤なな子がゴール下で頑張ってリバウンドを奪うと左ウイングでオープンとなっていた#32宮崎に託して3Pシュートを沈めるなどで72-48と24点差にする。

疲れが見えてもいい4Qではあるが、日本はバックコートからプレッシャーをかけていき、相手の時間、パスセレクションを狭めていい形でシュートを打たせない。残り6分50秒、#59星杏璃はコートに入ると直後に3Pシュート。さらにブロック、リバウンド、#88赤穂の3Pシュートにつながるアシストをマークするなど躍動。4Q終盤、#31平下愛佳が2本の3Pシュートを沈めるなど点差を広げて95-57で勝利した。



全員が得点し、フィリピンに快勝した女子日本代表


スタッツを見ると全選手が得点し、出場時間が9分26秒と最も少なかった#12朝比奈を除いてリバウンドもマーク。渡豪前、恩塚亨HCが語っていた「オフェンスは軽やかにしつこく、ディフェンスはうるさくしつこく」というテーマをうまく表現できた試合と言ってもいいかもしれない。得点では#88赤穂が16得点、#23山本が15得点、#27林が11得点、#31平下が10得点と4人が2桁得点をマーク。チームとしては、3Pシュートは45本放って18本成功で成功率40%を記録したほか、リバウンドでも55-30(オフェンス・リバウンドは19-8)と上回った。

明日6月28日(水)19時半(日本時間同日18時半)スタートで行われるグループステージ最終戦の相手は、開催国のオーストラリア(同3位)。もし勝利すれば、ベスト4以上が確定し、オリンピック世界最終予選出場権(2024年2月)を獲得することになる。昨年、同地で行われた女子ワールドカップグループステージでの対戦では、54-71で敗れているだけに、借りを返したいところ。

キャプテンの#27林は大会に向けて「ディフェンスはやらないといけないですし、プレッシャーをかけなければいけない。あと走ること。そういう細かなところは絶対にやり続けないとできないので、それをやったうえで、相手がこうしてきたからこう守ろう、オフェンスしようというのを臨機応変にできるかというのが大事なところなので、まず走る。リバウンドを取る。戦うというところの根底は絶対にないといけないものだと思っています。日本はそれをやらないと勝てないと思っているので、全員でやり通したいと思っています」と語っている。グループステージの山となるオーストラリア戦、日本らしいバスケを貫いて勝利を期待したい。


FIBA女子アジアカップ2023

開催期間:2023年6月26日(月)~7月2日(日)
開催地:オーストラリア(シドニー)
大会公式サイト:https://www.fiba.basketball/womensasiacup/2023
組み合わせ(FIBAランク):
[グループA]中国(2位)、韓国(12位)、ニュージーランド(29位)、レバノン(44位)
[グループB] オーストラリア(3位)、日本(9位)、チャイニーズ・タイペイ(33位)、フィリピン(42位)

グループB日本戦予定:
現地6月26日(月)17時(日本時間同日16時)/○94-53×チャイニーズ・タイペイ
現地6月27日(火)13時半(日本時間同日12時半)/○95-57×フィリピン
現地6月28日(水)19時半(日本時間同日18時半)/vs.オーストラリア
現地6月30日以降決勝トーナメント



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 女子日本代表 Akatsuki Japan

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