月刊バスケットボール6月号

U19男子日本代表が今大会初勝利、フル代表にも選出のジェイコブスが25得点で両チームトップ

ジェイコブスは両チームトップの25得点(9リバウンド、6アシスト)をマーク

U19男子日本代表が大会初勝利!


6月25日、FIBA U19ワールドカップ 2023(6月24日~7月2日/ハンガリー・デブレツェン)に出場中の男子 U19 日本代表は、グループステージ2戦目でエジプトと対戦し、82-70で勝利。グループステージ初勝利を果たした。

【動画・表】日本vs.エジプト&U19男子日本代表ロスターを見る

大会初戦となるブラジル戦、1Qに13-31のランを作られて敗れた日本。エジプト戦の1Q、司令塔・岡田大河のパスから流れを掴む。ジェイコブス晶の3Pシュートで先取点を奪うと、ロロ・ルドルフもジャンパーを成功して5-2というスタートに。一度逆転されるが、小澤飛悠、湧川颯斗、川島悠翔の活躍もあって24-21として1Qを終える。

2Q、3Qは日本のディフェンスが奏功。2Q13点、3Q12点と失点を抑えると3Q終了時点で68-46とリードを作る。4Q、逆にエジプトの猛攻を受けるものの、武藤俊太朗のフリースローで連続得点を止めていく。残り1分半に75-66と9点差まで迫られたものの、湧川、渡辺伶音のフリースローを決めて82-70で逃げ切った。



安定感あるプレーで勝利に貢献した武藤俊太朗


ジェイコブスは両チームトップの25得点(9リバウンド、6アシスト)。湧川が15得点、川島12得点、武藤10得点と4選手が2桁得点をマークしている。チームとしては33-45とリバウンド争いでは劣勢だったものの、3Pシュート成功数は相手より7本多い9本、アシスト数では24と相手(15)を上回った。

日本に現地6月27日(日本時間27時 ※6/28 AM3時)は続くグループステージ最終戦で、セルビアと対戦する。

「FIBA U19バスケットボールワールドカップ2023」概要

開催期間:2023年6月24日(土)~7月2日(日)
開催地:ハンガリー・デブレツェン

■組み合わせ
【グループA】カナダ、フランス、中国、スペイン
【グループB】レバノン、アメリカ合衆国、マダガスカル、スロベニア
【グループC】セルビア、日本、ブラジル、エジプト
【グループD】アルゼンチン、韓国、ハンガリー、トルコ

■スケジュール
6月24日(土) ×73-94○ブラジル
6月25日(日) ○82-70×エジプト
6月27日(火) セルビアvs.日本
6月28日(水) ラウンドオブ16
6月30日(金) クォーターファイナル・順位決定戦
7月1日(土) セミファイナル・順位決定戦
7月2日(日) ファイナル・順位決定戦

■競技方式
・各グループにて1回戦総当たりを行い、グループ毎の順位を決定
・グループAとBの1位-4位、2位-3位…の要領でたすき掛けのベスト8決定戦を行う。(グループCとDも同様に行う)
・ベスト8進出チームにより決勝トーナメント(準々決勝~決勝)、ベスト8決定戦の敗戦チームは順位決定戦を行う。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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