月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.06.21

ドラ1候補・ウェンバヤマがヤンキース戦で始球式も暴投して苦笑

ドラ1候補・ウェンバヤマが始球式も暴投


現地6月20日(日本時間21日)、NBAドラフトの目玉ビクター・ウェンバヤマがヤンキースタジアムで始球式を行った。地下鉄を使って球場入りした219cmが投げたボールは、左バッターボックスの後ろに飛ぶ暴投となって苦笑。野球の腕は今ひとつだったようだ。

【動画】ウェンバヤマの始球式映像をチェック

現地6月22日(日本時間23日)に行われるNBAドラフト。ドラフト・ロッタリーで1位指名を引き当てたサンアントニオ・スパーズがウェンバヤマを指名することが確実視されている。前日、フランスからニューヨークに到着したばかりだが、この日はヤンキースタジアムで行われるヤンキース対マリナーズの始球式を務めることに。

NBAが動画を投稿しているが、ヤンキースのレジェンド、ジョー・ディマジオのユニフォームを着たウェンバヤマは地下鉄に乗ってヤンキースタジアムまで移動。219cmということで、電車内では首をすくめて乗ると、球場に向かうヤンキース・ファンとの記念撮影にも応じた。

始球式前には、野球ボールを使ってジャグリングも披露するなどリラックスしていたウェンヤマ。YESネットワークの取材に対して“始球式に自信がある”と語っていたというが、いざ投げてみると左バッターボックスの裏を通過し、フェンスにぶつかる暴投に。本人は両手を広げて、やっちゃったという表情を見せた。

ウェンバヤマは2004年1月4日生まれの19歳。身長は219cm(フランスリーグプロフィールより)あり、ウイングスパン(両腕を広げた際の長さ)は244cmもあるという。もちろん高いだけではない。この身長とは思えないクイックネスを持ち、ボールハンドリングも見事。インサイドでは得点、リバウンド、ブロックと活躍し、アウトサイドから決めるシュートレンジの広さもある。アウトサイドでのワンレッグ3Pシュートは、トレードマークとなっている。ドラフト・ロッタリーの際の取材に対しては、「心臓がドキドキしているよ。愛する人たちとこの瞬間を見守り、一生忘れられない特別な瞬間となった。勝利のためにすべてのことをやるつもりだ。できるだけ早くチャンピオン・リングが欲しい」とコメントしている。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: ビクター・ウェンバンヤマ

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