月刊バスケットボール10月号

女子日本代表が本日から3日間戦うデンマーク代表は新HCが就任後初ゲーム

ユーロバスケット予選では見せ場を作ったデンマーク

「豪州を想定できる価値ある相手」と恩塚HCが語るデンマーク代表


本日6月16日〜18日まで、AKATSUKI JAPAN女子日本代表(FIBAランク9位)は、群馬・高崎アリーナで開催の「三井不動産カップ2023(高崎大会)」でデンマーク代表(同51位)とエキジビションゲーム3試合を戦う。女子日本代表にとっては、FIBA女子アジアカップ2023(6月26日〜7月2日、オーストラリア・キーセンター)に向けての大事な実戦の機会。第2次強化合宿の際、恩塚亨ヘッドコーチはデンマーク代表を“オーストラリアを想定できる価値ある相手”だと語っている。

【動画】デンマーク代表・ユーロバスケット予選モンテネグロ戦をチェック

デンマーク代表は20世紀では、ヨーロッパ選手権に度々出場する実力国だったものの、21世紀に入ってからは不振が続く。しかし、2018年を契機に徐々に盛り返しつつある。今年2月まで行われていたユーロバスケット予選ではグループ2位となって突破ならず。それでも、FIBAランク21位のモンテネグロに勝利しており、底力はありそうだ。

今年5月にヘッドコーチがアルバ・スタークに交代。すぐに三井不動産カップ2023(高崎大会)に臨む14選手を発表している。17歳のエリックストラップ姉妹から30歳のエリザベス・ブライナまで若手とベテランが融合したメンバーとなっている。アメリカの大学で活躍している選手も数多く、ポテンシャルは高そうだ。
スタークHCは「代表チームにとっても、私にとってもエキサイティングなスタートとなる。今は学生選手も試合に参加できる良い時期。今回の試合では、自分たちが目指す形を見つけることが目標になる。トップクラスの日本代表を相手にそれを試すことができるのは、とてもポジティブなこと。この旅が、私たちの将来の旅の始まりになることを、選手たちと一緒に心から楽しみにしている」と日本戦に向けてコメントを発表している。

女子日本代表の今年の目標は、FIBA女子アジアカップ2023でベスト4に与えられるオリンピック世界最終予選出場権(2024年2月)を獲得し、大会6連覇を達成すること。それに向けて、恩塚HCが掲げた目標「40分間 世界一のアジリティを発揮し抜くこと」の現在がどんな状態なのかは興味深い。

◆5月発表のデンマーク代表メンバー
Alberte Rimdal(フロリダ大)
Anna Seilund(FA)
Asta Blauenfeldt(シアトル大)
Caroline Tindal Wich(アーバイホイ・イドレーツフォレニング)
Elisabeth Brynaa(AKS ファルコン)
Emilie Gudmand(BMS Herlev)
Ena Viso(BK Amager)
Enna Pehadzic(FA)
Frida Formann(コロラド大)
Laura Erikstrup(グランドキャニオン大)
Laura Ziegler(セントジョセフ大)
Maria Jespersen(FA)
Sofie Tryggedsson(FA)
Sydney Erikstrup(グランドキャニオン大)

三井不動産カップ2023 (高崎大会)
バスケットボール女子日本代表国際強化試合
会場:高崎アリーナ(群馬県高崎市下和田町4-1-18)
対戦:AKATSUKI JAPAN女子日本代表vs.女子デンマーク代表
日程(予定):
第1戦 2023年6月16日(金)18:00ティップオフ予定
第2戦 2023年6月17日(土)15:00ティップオフ予定
第3戦 2023年6月18日 (日)15:00ティップオフ予定
大会公式ページ:https://akatsukijapan-women-2023-takasaki.japanbasketball.jp/

FIBA女子アジアカップ2023
開催期間:2023年6月26日(月)~7月2日(日)
開催地:オーストラリア(シドニー)
大会公式サイト:https://www.fiba.basketball/womensasiacup/2023
組み合わせ(FIBAランク):
[グループA]中国(2位)、韓国(12位)、ニュージーランド(29位)、レバノン(44位)
[グループB] オーストラリア(3位)、日本(9位)、チャイニーズ・タイペイ(33位)、フィリピン(42位)

グループB日本戦予定:
現地6月26日(月)17時(日本時間同日16時)/vs.チャイニーズ・タイペイ
現地6月27日(火)13時半(日本時間同日12時半)/vs.フィリピン
現地6月28日(水)19時半(日本時間同日18時半)/vs.オーストラリア



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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