月刊バスケットボール6月号

関東ブロック大会2023女子展望「本命は土浦日本大か、東京勢の戦いにも注目」

2月に行われた関東ブロック新人戦の土浦日本大vs.昭和学院

  • 関東ブロック大会バスケットライブ

7月末に開幕する「令和5年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会 (インターハイ)」まで残すところ1か月半。全国各地でブロック大会がスタートし、先週末の関東男子に続き、関東女子が610日(土)・11日(日)に山梨県の小瀬スポーツ公園体育館ほかで開催される。

最注目は土浦日本大(茨城①)。下級生チームだった昨年からポテンシャルの片鱗を見せており、エースガードの#4岡﨑真依に、インサイドの大黒柱#8檜山凛々華と中外のホットラインを軸に経験豊富な布陣をそろえている。今大会の優勝候補筆頭と見ていいだろう。

ただ、トーナメントの同じ山に東京成徳大(東京②)の名があることを忘れてはならない。今大会には東京都2位での出場となったが、2月の関東新人大会では土浦日本大とともに優勝(同大会では準決勝までを行い、勝ち残った2校が優勝となる)を飾っており、その2校が2回戦で顔を合わせる可能性があるのだ。

成徳には、昨年からスタメンとして活躍する#4奥山奈津、セカンドユニットの一員として貢献していた#5高松花栞らがおり、今年は彼女たちが中心となるはず。


関東ブロック新人戦2023より(東京成徳大vs.千葉英和)

その成徳を破って東京都1位通過を果たした明星学園(東京①)も力のあるチームだ。昨年は池田凜(白鷗大)ら3年生5人がスタメンだったため、今年は顔ぶれが一新。ウインターカップで経験を積んだ#82高橋楓や#97高橋京香らをキャプテンの#17中島つぐみがまとめ上げていく。

ほかにも、昨冬はエーススコアラー#5村上蘭菜を中心に主力の全員が2年生以下で戦った鵠沼(神奈川①)、同じく2年生以下を主体として『U18日清食品トップリーグ』での経験も積んだ昭和学院(千葉①)などが虎視眈々と上位進出を目論んでいる。

また、開催地の山梨県からはAブロックに日本航空(山梨①)富士学苑(山梨②)、Bブロックに吉田(山梨③)韮崎(山梨④)が名を連ねる。特に日本航空は男子が関東大会制覇を成し遂げており、女子も彼らに続く飛躍となるか。注目していきたい。

高校ブロック大会2023ライブ配信『バスケットLIVE
https://onl.sc/VYJQhaR




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