月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.06.08

将来のドラフトの目玉、元NBA選手を父に持つブーザー兄弟がU16米選手権で活躍中

兄キャメロン(写真右)と弟ケイデン(写真左)のブーザー兄弟、どちらが父と似ている?

将来のドラフト有力候補と目される双子の兄弟


メキシコ・ユカタンで開催中のU16アメリカ選手権のアメリカ代表には、NBAファンにとって懐かしい名字がある。兄キャメロンと弟ケイデンのブーザー兄弟はかつてブルズなどでプレイしたカルロスの双子の息子たち。いずれも将来のNBA候補として期待されている。

【動画】メキシコ戦試合&父カルロスのキャリアハイライトをチェック

共に15歳で、クリストファー・コロンバス高でプレイしている兄弟だが、すでにデューク大(父の母校でもある)をはじめ6つの大学からオファーを受けたと伝えられている。特に評価が高いのは203cmのPFキャメロンで、高校生のMVPプレイヤーに送られるゲータレード・ナショナル・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを15歳にして受賞していて、この年のプロスペクトランキングではNo.1である。その兄に評価が劣るものの、190cmのSGケイデンは同ランキングで24位とこちらも高い評価を受けている選手だ。

現在大会は、グループラウンドを終えたところでアメリカ代表は3勝0敗でグループA1位となって決勝トーナメントに進出を決めている。2人のスタッツはというと、兄キャメロンが平均15.3得点、9.7リバウンド、1.0アシスト(3試合中2試合でダブルダブル)、弟ケイデンは平均9.0得点、3.0リバウンド、2.7アシストとなっている。

父カルロスといえば、決して派手なプレースタイルではなかったものの、ゴール下で頼りになる選手だったが、2人は父を超える存在となるのか。NBAドラフトの対象になるのは4年後となるが、楽しみな存在である。

息子たちをの応援に駆け付けたカルロス・ブーザー




文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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