男女日本代表は初のグループステージ突破と健闘

現地6月4日(日本時間5日)、オーストリア・ウィーンで「FIBA 3x3 ワールドカップ2023」最終日が行われ、男子はセルビアが2大会連続6度目の優勝、女子はアメリカが6大会ぶり3度目の優勝を果たした。日本代表は男女共に初のグループステージ突破となったが、男子が12位、女子が9位で大会を終えている。

【動画】男女決勝＆男女日本代表プレイインでの対戦を見る

セルビアとアメリカによる男子決勝は、終盤に見せ場が訪れた。アメリカはディラン・トラビス、キャニオン・バリーの活躍で14-11とリードして進めていく。セルビアはストライニア・ストヤチッチの2ポイントシュートで差を詰めるが、アメリカはジマー・フリディッテが連続2Pを決めて残り4分18秒で19-15と差を広げる。

その直後からセルビアが高い集中力を見せる。素早いリスタートから、デヤン・マイストロビッチがトップから2Pシュートを決めると、直後にカリーム・マドックス(アメリカ)のレイアップをブロックしてストヤチッチも左ウイングから2P。残り3分58で19-19と20秒で同点に。ここでアメリカは得点源のフリディッテが2Pシュートを狙うが入らない。リバウンドを奪ってセカンドチャンスでの2Pシュートもリングに入ったかに見えたシュートが外に出てしまい入らず。すると、流れはセルビアへ。マイストロビッチが放った2Pシュートはエアボールに。しかしストヤチッチが拾って12秒バイオレーション直前にシュートを決めて勝利まであと1点にする。ここでアメリカはショットクロック・チャレンジをするが、認められず。焦りも出たのか、続くオフェンスでアメリカはマドックスが痛恨のターンオーバー。ゴールに走り込みパスを受けたミハイロ・バシッチがレイアップを決めて21-18。4点ビハインドからセルビアが2大会連続6度目の優勝を決めた。

女子決勝は、ヘイリー・バンリス、キャメロン・ブリンクの活躍でリードを作ったアメリカが16-12でフランスに勝利。アメリカはターンオーバーが12(フランス3)とミスが増えたが、リバウンドで24-11と強さを見せて6大会ぶり3度目の優勝を果たした。

男子日本代表はスイス、オランダに敗れる苦しいスタートになったが、現地2日(同3日)にハンガリー、モンゴルに勝利。グループD3位でプレイインに進んだものの、ベスト4となったブラジルに17-20で敗れて12位に。

一方、女子日本代表はグループラウンドでトップとなる3勝2敗をマークしたものの、総得点数でわずかに劣って3位でグループステージを突破。そしてプレイインでは優勝を果たすアメリカと対戦。江村優有(早稲田大)が12得点と大活躍を見せたが、17-22で敗れて9位で大会を終えた。

＜男子代表登録メンバー＞



■スタッフ
ゼネラルマネージャー　倉石 平 (早稲田大学)
戦術コーチ　間宮 誠(京都ハンナリーズ)
アスレチックトレーナー　岡本 香織(公益財団法人日本バスケットボール協会)
アスレチックトレーナー　村上 果乃子(筑波大学)
マネージャー　齊藤 尋太郎 (公益財団法人日本バスケットボール協会)
サポートスタッフ　小野塚 はるの

■出場予定選手　※4名
佐土原 遼 (F / 192cm / 広島ドラゴンフライズ)
ケネディ トーマス (F / 201cm / 茨城ロボッツ)
保岡 龍斗 (G / 188cm / 秋田ノーザンハピネッツ / ALPHAS.EXE)
落合 知也 (F / 195cm / ALPHAS.EXE)

○予備登録選手 ※2 名
・小澤 崚 (G / 176cm / ALPHAS.EXE)
・星川 堅信 (F / 190cm / 早稲田大学 / UTSUNOMIYA BREX.EXE)


＜女子代表登録メンバー＞



■スタッフ
ゼネラルマネージャー　倉石 平 (早稲田大学)
ヘッドコーチ　長谷川 誠 (秋田ノーザンハピネッツ株式会社)
アスレチックトレーナー　岡本 香織 (公益財団法人日本バスケットボール協会)
アスレチックトレーナー　村上 果乃子 (筑波大学)
マネージャー　齊藤 尋太郎 (公益財団法人日本バスケットボール協会)
サポートスタッフ　小野塚 はるの
サポートスタッフ　川島 優平　(大東文化大学)

■出場予定選手　※4名
江村 優有 (G / 162cm / 早稲田大学)
三田 七南 (F / 179cm / ENEOSサンフラワーズ)
高田 静 (G / 168cm / ENEOSサンフラワーズ)
中田 珠未 (C / 182cm / ENEOSサンフラワーズ)

○予備登録選手 ※2 名
・高橋 未来 (G / 169cm / デンソー アイリス)
・山口 奈々花 (F / 181cm / アイシン ウィングス)

【備考】
※所属は2023年5月24日現在
※ポジション(P)：G-ガード、F-フォワード