月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.06.01

富永啓生が次年度も大学でプレー、SNSで「I’m back」と告白

前日NBAの練習に参加した富永が大学でのプレーを決断


現地5月31日(日本時間6月1日)、NBAドラフトにアーリーエントリーしていた富永啓生(ネブラスカ大)は、SNS で“I’m back(戻る)”と書かれた動画を公開。4年生となるシーズンをネブラスカ大で過ごすと決断した。

【SNS】富永啓生のツイート&ホイバーグHCの投稿をチェック

富永はツイッター、インスタグラム双方に投稿。ツイッターは2つ投稿しており、まず “I’m back”という文字、サイン、写真のコラージュ画像を投稿し、ネブラスカ大で4年生としてのシーズンを過ごす決断を告白。さらにその1時間後、動画と共に「One More Year(あと1年)」と投稿した。現地4月25日(同26日)に、正式にNBAドラフトにアーリーエントリーしていたが、大学が戻るための期限は5月31日になっていた。

富永の投稿をリツイートし、日本語で“最高だぜ!”と投稿したネブラスカ大のフレッド・ホイバーグヘッドコーチ(元ブルズ)は、大学のオフィシャルサイトの取材に対して「2023-24シーズンにケイセイが戻ってくることに興奮している。NBA関係者からフィードバックを受け、彼が何を努力し続けるべきかがわかったんだ。非常に有益な経験だったと思う。(今季の)彼はビッグテンのベストプレーヤーの一人になる能力を示し、特にシーズン後半で成功してみせた。シーズン終了後もケイセイは本当によくワークアウトしていて、特別なシニア(4年生)シーズンになると思う」と語っている。富永は前日、ペイサーズのプレドラフト・ワークアウトに参加していた。

3年生として迎えた今季のレギュラーシーズンでは31試合出場し、最後の13試合中12試合はスターターとしてプレイ。出場時間は昨季の16.5分→24.7分へとアップし、平均得点は5.7得点→12.8得点へと倍増させている。富永は昨日発表された男子日本代表第1次強化合宿(6月13日〜21日実施)参加メンバーに、「FIBA2023ワールドカップトレーニングキャンプメンバー」として招集されており、今夏のワールドカップでの活躍も期待されている。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 富永啓生

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