月刊バスケットボール7月号

夏のその先につながる高校バスケブロック大会、6月より順次開幕!

昨年の九州ブロック大会(第75回全九州高等学校バスケットボール競技大会)より

  • 関東ブロック大会バスケットライブ
6月3、4日(土・日)の関東男子を皮切りに、全国9地区の高校ブロック大会が続々と開催される。

ブロック大会の意義は大きく分けて3つ。

一つは各県の上位4チーム前後が都道府県の垣根を超えて他県との公式戦の対戦機会を得られること。ほとんどの都道府県がインターハイ予選とブロック大会予選を兼ねており、特にインターハイ出場を逃したチームにとっては、ウインターカップなどの先を見据えた上での力試し、そして県外の強豪との対戦で自分たちの立ち位置を確かめ経験を積む場として重要な機会となる。

二つ目がインターハイ後に開催される『U18日清食品トップリーグ2023』及び『U18日清食品ブロックリーグ2023』への出場権を獲得する上での一つの選出基準となることだ。トップリーグであれば前回大会や今夏のインターハイの結果、チーム強化などのさまざまな条件を踏まえて総合的に判断した上で出場校は決定するが、ブロック大会での好成績が夏以降のチーム作りに大きな変化をもたらす可能性がある。

そして、最後の一つがウインターカップの追加の出場枠を得ることだ。2019年以降、ウインターカップの出場枠が男女各60校に拡大され、それに伴って6月のブロック大会優勝校の属する都道府県にその出場権がプラス1枠されるようになった(※出場枠についての正式決定は大会概要発表後。また、関東ブロックについては男女ともにブロック大会の優勝、準優勝校の属する都県に1枠ずつプラス)。

冬の切符を増やすという意味でも、インターハイへの出場有無にかかわらず高いモチベーションでの本気の戦いが見られるブロック大会には、これまで以上の価値が見いだされたと言っていいだろう。

各地区を見てみると、まず男子で注目なのが北信越ブロック、東海ブロック、九州ブロックだ。

北信越ブロックには昨年のウインターカップを制した開志国際を筆頭に、同じ新潟県のライバル帝京長岡、石川県には199cmのオールラウンダー大舘秀太擁する金沢や北陸学院、さらには長野県の東海大付諏訪、福井県の北陸と強力なチームがそろっている。

続いて東海ブロックは愛知県の桜丘と中部大第一、岐阜県の美濃加茂、静岡県の藤枝明誠がほぼ実力差なく覇を競っており、全国的に見ても注目の存在となっている。特に藤枝明誠は昨年から主軸を担う赤間賢人やボヌ・ロードプリンスが健在。彼らの活躍にも注目したいところだ。

そして九州ブロックは福岡の2強、福岡第一と福岡大附大濠を中心に今年も熱戦が展開されていくはず。福岡第一はエースガードの崎浜秀斗、大濠は下級生主体の中で渡邉怜音や高田将吾が軸となっていく。他にも近畿ブロックの東山や関東ブロックの土浦日本大に宇都宮工など、注目すべきチームは多い。

代わって女子では東海ブロックと近畿ブロックを特に注目したい。東海ブロックには名門・桜花学園がおり、エーススコアラーの田中こころやインサイドでコンビを組む深津唯生、福王伶奈といったアンダーカテゴリーの日本代表でも活躍するタレントを擁す。その桜花学園を追う岐阜女は、昨年下級生主体ながらウインターカップ3位に輝いており、エースの絈野夏海ら経験豊富な3年生がチームを率いている。

近畿ブロックの最注目は京都精華学園。堀内桜花、八木悠香、ディマロ・ジェシカの3本柱は全国屈指のタレントで今年も全国制覇の有力候補だ。また、彼女たちを追う大阪薫英女学院や、同じ京都府の京都両洋も力のあるチームで、ライバル校が“打倒・京都精華”を成せるかという部分は大会の大きな見どころとなりそうだ。加えて九州では昨年夏冬共に全国3位の東海大付福岡や福岡大附若葉、関東では土浦日本大といったチームも注目の存在となってくる。

インターハイ、U18日清食品リーグ、そしてウインターカップと続くシーズンを占う意味でブロック大会を見てみると、その後の大会をより楽しむことができるはずだ。

高校ブロック大会2023ライブ配信『バスケットLIVE
https://onl.sc/VYJQhaR



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