川島悠翔に特に注目!FIBAが来月開催のU19W杯日本チームを紹介
FIBAがU19日本代表チームをピックアップ
5月25日、FIBAはオフィシャルサイトで来月下旬にハンガリーで開催される「U19ワールドカップ」の注目として日本代表チームをピックアップ。特に川島悠翔、ジェイコブス晶(共にNBAグローバルアカデミー)、岡田大河(セントロ バスケット マドリード)の名前をあげて紹介している。
【表】U19日本代表第2次合宿メンバー表&川島悠翔WinterCupハイライトシーンを見る
昨夏イランで開催された「U18アジア選手権」、日本代表はグループステージを1位で通過すると、決勝トーナメントでチャイニーズ・タイペイ、レバノンを倒して決勝に進出。決勝では韓国に73-77と4点差で敗れたが、「U19ワールドカップ」(6月24日~7月2日にハンガリー・デブレツェンで開催)の出場権を確保した。
原稿の中で、アレハンドロ・マルチネHCは5月開催の第2次強化合宿に川島、ジェイコブス、岡田を招集し(3選手とも第1次強化合宿には参加していない)。代表候補13選手の内12選手は昨年のFIBAアンダーカテゴリー大会に出場と経験あるメンバーがそろっていると紹介している。
FIBAとしてとりわけ注目しているのが5月27日で18歳の誕生日を迎える川島だ。昨年は「U16アジア選手権」(銀メダル、平均26.6得点で得点王となり大会MVP)、「U17ワールドカップ」(14位、平均19.1得点[大会2位])、「U18アジア選手権」(銀メダル、平均15.6得点、大会ベスト5)と3大会に出場し、いずれの大会でも日本のトップスコアラーに。さらに今年2月には、FIBAワールドカップ2023アジア地区予選Window6に向けた直前合宿にも呼ばれていると紹介している。
川島は3月に福岡大附大濠高を中退し、NBAグローバルアカデミーに入学。同アカデミーにはジェイコブス(5月18日にNCAAディビジョン1ハワイ大進学を発表)も参加しており、岡田は2021年10月からスペインプロリーグでプレイといずれの選手も興味深い経験を積んでいる選手である。
合宿に参加していた轟琉維(東海大)、湧川颯斗(滋賀レイクス)、山田哲汰(日本大)、小澤飛悠(日本体育大)、八重樫ショーン龍(白鷗大)、坂本康成(筑波大)、武藤俊太朗(明治大)、小川瑛二郎(羽黒高)、内藤耀悠(レバンガ北海道U18)、渡辺伶音(福岡大附大濠高)は昨年行われた3つの国際大会のいずれかで川島と共にプレイしている。
「U19ワールドカップ」のグループラウンドで、日本はブラジル(6/24)、エジプト(6/25)、セルビア(6/27)と対戦。順位に応じてラウンドオブ16(6/28)に進み、勝てば準々決勝(6/30)に進む。
8月25日には「FIBAワールドカップ2023」が開幕となるが、その前にアンダーカテゴリーで好結果を出すことができるか。注目である。
「FIBA U19バスケットボールワールドカップ2023」概要
開催期間:2023年6月24日(土)~7月2日(日)開催地:ハンガリー・デブレツェン
■組み合わせ
【グループA】カナダ、フランス、中国、スペイン
【グループB】レバノン、アメリカ合衆国、マダガスカル、スロベニア
【グループC】セルビア、日本、ブラジル、エジプト
【グループD】アルゼンチン、韓国、ハンガリー、トルコ
■スケジュール(予定)
6月24日(土) 日本vs.ブラジル
6月25日(日) エジプトvs.日本
6月27日(火) セルビアvs.日本
6月28日(水) ラウンドオブ16
6月30日(金) クォーターファイナル・順位決定戦
7月1日(土) セミファイナル・順位決定戦
7月2日(日) ファイナル・順位決定戦
■競技方式
・各グループにて1回戦総当たりを行い、グループ毎の順位を決定
・グループAとBの1位-4位、2位-3位…の要領でたすき掛けのベスト8決定戦を行う。(グループCとDも同様に行う)
・ベスト8進出チームにより決勝トーナメント(準々決勝~決勝)、ベスト8決定戦の敗戦チームは順位決定戦を行う。