月刊バスケットボール5月号

NBA

2023.05.22

八村塁<一問一答>「次の試合に勝てるように頑張るしかないですね」、まず1勝を狙う

まずは次戦に集中して勝つことと八村


現地5月20日(日本時間21日)、ロサンゼルス「クリプト・ドットコム・センター」で行われたウエスタン・カンファレンス・ファイナル第3戦。レイカーズはナゲッツに108-119で敗れてシリーズ0勝3敗となった。13得点、6リバウンドをマークした八村塁は試合後、「次の試合に勝てるように頑張るしかない」と語った。

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ファーストラウンド、カンファレンス・セミファイナルでは、ホームゲーム6試合で全勝だったレイカーズ。このシリーズでも第3戦、第4戦で連勝となれば、シリーズをタイに戻せることになるが、1Qで20-32といきなり2桁リードを作られる展開となる。なんとかハーフタイムまでに55-58、3Q終了時で82-84とする。しかし4Q後半、ナゲッツの3Pシュート攻勢で一気に2桁差を付けられ、108-119で敗戦。シリーズ0勝3敗となり、ナゲッツにNBAファイナル進出の王手をかけられた。

試合後、エースのジェームズはチームメイトに向けてのメッセージを聞かれて「ただ1勝を手に入れなければならない。1勝ずつだ。第4戦に集中することだけを考えればいい。今日の試合は終わってしまった。チャンスもあったが、モノにできなかった。だから月曜日に備えるだけだ。とにかく1勝しなければならない。我々にとってシリーズは1試合だけになった。1試合1試合が大事だ」ととにかく1勝を奪うことに集中しようと呼びかけ。同様に八村も会見で「次の試合に勝てるように頑張るしかないですね」と次戦に向けて語った。

第4戦は現地5月22日東部時間20時半(日本時間23日9時半)にロサンゼルスで行われる。

以下が試合後の記者会見での一問一答である。

――0勝3敗となりました。次戦に向けてどう集中していきますか?

「そうですね、こういう立場になったことがないので、わからないです。ただ、明日はビデオを見て、自分たちのことに集中すること。そして次の試合に勝てるように頑張るしかないですね」

――オースティン・リーブスがナゲッツについて「本当に良いチーム。(ニコラ・)ヨキッチに加えて3ポイントを打てる選手が揃っている。彼がコートにいなくても彼らが得点できる」と語っていました。3Pシュートがうまいチームに対して、どうディフェンスを改善すべきでしょうか?

「何度も言っていますが、彼らは僕たちよりサイズがあります。上からシュートを打てるんです。さらにヨキッチはパスが上手い。ボールが入ると、ディフェンスを引きつけるのでウィークサイドにワイドオープンもできる。確かにいいチームですし、そこは認めています」

――得点面でも期待される中で、ヨキッチのディフェンスというのは体力的に厳しくないですか?

「実は悪くないんですよ。僕はタフなプレイが好きなので何てことはないです。だから、そんなにクレイジーだなんてこともないわけです。ただ、チームとして見ると、彼らはサイズがあり、身体能力も高くてスピードもある。それらが僕たちは苦しんでいます。勝つために、次戦を頑張るだけです」

――このプレイオフでは、素晴らしいプレイが続いていますね。自分の可能性、自信についての捉え方に変化はありますか?

「どうでしょう。ウィザーズや他の選手、コーチなど昔から僕のことを知っている人にとっては、これが普通なことで特別いいと思ってないと思います。僕にとっても同様です。ただ(今回のプレイオフ)は違ったチャンスだと思っています。レイカーズはリーグで最も偉大なチームの一つでレブロン(・ジェームズ)やAD(アンソニー・デイビス)と共に最高レベルでプレイできるチーム。だから、ただこれまでと違う機会なだけで、僕がどうこうでないと思います」



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: NBA 八村塁ロサンゼルス・レイカーズ

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