八村塁、前半だけで17得点と爆発もレイカーズは4Qに逆転されて連敗
逆転負けを喫して0勝2敗となったレイカーズ
現地5月18日(日本時間19日)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でデンバー・ナゲッツとのカンファレンス・ファイナル第2戦に臨み、103-108で敗戦。シリーズは0勝2敗となった。八村塁は30分7秒出場で21得点、2リバウンド、1スティールをマークしている。
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プレイオフでの両者の対戦は2000年のカンファレンス・ファイナル以来。その際は、ウエスト1位でポストシーズンにコマを進めたレイカーズが4勝1敗で勝利。結果的にNBAファイナルでヒートを倒してチャンピオンとなっている。
第1戦、レイカーズは後半に良い時間帯を作ったものの126-132で敗戦。八村は試合後、「試合後、僕たちはシリーズについて話します。自分たちにとってすべてのポゼッションが重要と認識していましたが、前半はどこから物足りませんでした。次戦では、最初から今日の後半のようなプレイをする必要があります」と語っていた。
立ち上がり1Q、レイカーズは27-27と同点で2Qを迎えると、ここまで6得点の八村が3Pシュート1本を含めて、レブロン・ジェームズ、オースティン・リーブスの得点など、開始4分半で15-5とランを作って42-32と2桁差を作る。八村も好守を見せる局面もあったがニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)がクォーター終盤、得点、アシストと流れを引っ張り、点差を詰める。終了間際で53-48と迫られたレイカーズは残り26.5秒、八村は左サイドからカットするとジェームズのパスを受けてアリウープ。55-48でハーフタイムを迎えた。八村は2Q11得点と大活躍。ハーフタイムの時点で13分44秒出場、3Pシュート1投、2Pシュート6投、フリースロー2投すべてを決めて17得点、2リバウンドをマークしている。
3Qレイカーズはリーブス、アンソニー・デイビス、ジェームズが次々とシュートを決めて開始から3分で10-4とランを作って再び62-52と2桁リードに。その後、ナゲッツはヨキッチのリバウンドからジャマール・マレー、マイケル・ポーターJr.の得点につなげ、残り6分で62-68とする。
そのプレイ後、コートに入った八村。残り3分50秒、リーブスのパスを受けてレイアップを決めるが、デイビスがシュートを連続ミスするなどで74-74と同点にされる。しかし、ナゲッツも一気に逆転はできない。レイカーズはジェームズ、デイビスのフリースロー、デニス・シュルーダーのジャンパーで79-74とリードを奪う。ラストプレイ、ヨキッチのレイアップをデイビスがブロックするが、ゴールテンディングの判定に。レイカーズが3点リードで4Qを迎えた。
4Q序盤、81-81と追いつかれたレイカーズは八村のフリースロー2本で2点リードするが、ナゲッツのマレーに3Pシュートを許して83-84と逆転を許す。直後、八村はドライブを試みたが、オフェンス・チャージをコールされて残り8分37秒にベンチへ。
その後、ブルース・ブラウンに3Pシュートを許すなどで83-87と逆転されたレイカーズは、残り7分9秒に八村をコートに戻す。しかし、流れを掴んだナゲッツは、マレー、ポーターJr.の連続3Pシュートで残り5分半で96-84と一気に突き放す。
レイカーズはここで集中力を再び高める。ジェームズが引っ張り91-99と1桁差とすると、デイビスが3Pシュートを決めて94-99に。さらに残り1分6秒、リーブスは右ウイングからバックボードに当てて3Pシュートを決めて99-101と2点差に迫る。その後、ナゲッツはマレーがフリースローを決めて4点差に。レイカーズはジェームズ、リーブスが速攻から決めたが、追いつくことはできず。4Qだけで3Pシュート7本を決めたナゲッツが108-103で勝利した。前半17得点と好調だった八村だったが、後半は4得点に留まった。
レイカーズは次戦、ホームに戻って仕切り直し。現地5月20日東部時間20時(日本時間21日9時)から第3戦に臨む。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
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