八村塁<一問一答>「最初から今日の後半のようなプレイをする必要があります」と次戦に向けて語る
ナゲッツとの初戦は攻防で存在感を発揮した八村
現地5月16日(日本時間17日)、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でデンバー・ナゲッツとのカンファレンス・ファイナル初戦に臨み、126-132で敗戦。八村塁は試合後の記者会見で、勝利するために「最初から今日の後半のようなプレイをする必要があります」と語った。
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第1戦、八村は前半12分55秒、後半15分15秒出場。17得点、1アシスト、1ブロックをマーク。チームが攻勢に出た後半では、ディフェンス面でもいいプレイを見せた。
記者会見で八村は、コーチからゲームプランとしてニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)のディフェンスを託されていたと発言。「後半に関しては良い仕事もできた」と手応えを語っている。
第2戦は現地5月18日東部時間20時半(日本時間5月19日11時半)に開始予定。八村は、後半20点差を付けられたところから3点差まで迫ったとあって、「次戦では、最初から今日の後半のようなプレイをする必要があります」と語っている。
以下が記者会見での一問一答である。
――オースティン・リーブスが、レブロン・ジェームス、アンソニー・デイビス、八村というラインナップについて「気に入っている」と語っていました。自身のサイズがラインナップに与える影響や、ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)をディフェンスすることで気づいたことはありますか?
「このシリーズは、ウォリアーズとのものとは違うと感じています。彼らはサイズ的には小さくて素早く、シューターがたくさんいました。でも、このシリーズではポイントガードが6-6(198cm ※ナゲッツのPGジャマール・マレーは正しくは193cm)あって、全員が6-10(208cm)とか6-9(206cm)という感じなので、僕たちのラインナップは良いなと思います。それと今日が第1戦なので試合のことは振り返りはこれからです。ただ、このラインナップは僕も気に入っています」
――ヨキッチをディフェンスするには何がポイントになりますか? 特に3Qまでのヨキッチは手が付けられなかったですね。
「そうですね。(最初は)何もできなかったです。ゲームプランで、コーチから試合前にヨキッチをディフェンスしなさいと言われていました。いいプランだったし、後半に関しては良い仕事もできたと思っています。明日またビデオを見て、次戦に臨みたいですね」
――コーチの注文に対して、準備してきたことの手応えはどうでしたか?
「いつでも準備はできています。先ほども言ったように、前回のシリーズは僕にとってあまりチャンスがありませんでした。このシリーズのための準備はできています。ビデオを見ていましたが、大きい彼らに対応するためにもサイズが必要だし、このシリーズでは大きな存在になれると思っています」
――後半、攻勢に出ることができたのはなぜでしょうか?
「努力とエネルギーの問題だったと思います。前半は、ただ逃げ回っているような感じでしたが、後半カムバックできました。エネルギーがあって、前半17点くらい取られたファストブレイクでの失点も後半は2点くらいでした。前半は、エネルギーが十分ではありませんでしたね」
――次戦に生かしたいところは、どんなところですか?
「試合後、僕たちはシリーズについて話します。自分たちにとってすべてのポゼッションが重要と認識していましたが、前半はどこから物足りませんでした。次戦では、最初から今日の後半のようなプレイをする必要があります」
――先ほどナゲッツはサイズがあると言っていましたが、ヨキッチが下がっている間はそこまで大きくありませんよね?
「それでも大きいですよ。AG(アーロン・ゴードン)もマイケル・ポーターは6-10(208cm)あるし、そう変わらないですね(ゴードンは正しくは203cm)。ヨキッチはチームのためにすべてのことやっていますが。いずれにせよ、我々はラインナップの強みを生かす必要があります。彼らに勝らなければいけないので。明日、ビデオを見て確認したいと思います」
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
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