月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.05.13

レイカーズが王者を下して3年ぶりのカンファレンス決勝進出、八村は9得点で勝利に貢献

写真提供:ゲッティ イメージズ

昨季の王者ウォリアーズを下したレイカーズ


現地5月12日(日本時間13日)、ロサンゼルスで行われたカンファレンス・セミファイナル第6戦。3勝2敗と王手をかけていたレイカーズは、ウォリアーズを122-101で下して3年ぶりとなるカンファレンス・ファイナル進出を決めた。八村塁は16分11秒出場し、レブロン・ジェームズとのコンビでダンクを決めるなどで9得点、3リバウンド、2ブロックをマークした。

【動画】30得点レブロンのハイライト&リーブスのハーフコートショットを見る

試合開始からレイカーズはラッシュをかけると、一度もウォリアーズにリードを許すことなく勝利となった。
1Q、レイカーズはジェームズのアリウープ・レイアップ、レイアップで連続得点を奪うと、ディアンジェロ・ラッセル、アンソニー・デイビスが続き、残り5分24秒で24-9とスタートダッシュに成功する。ウォリアーズは、武器とする3Pシュートが不調。1Q最初の11本で成功はクレイ・トンプソンの1本のみに。それでもステフィン・カリーも3ポイントプレイを決めるなどで10得点し、レイカーズの31-26で1Qを終えた。

2Qに入るとウォリアーズは、ドンテ・ディビンチェンゾが3Pシュート、ドライブからレイアップで追加点。残り8分半で33-37と迫る。しかし、レイカーズはオースティン・リーブスが得点源に。相手に右肩を当ててファウルを奪っての3ポイントプレイ、ダンク、そしてハーフコートからのブザービーターで10得点。56-46と2桁リードにしてハーフタイムを迎えた。

3Q、リードを広げていくレイカーズ。だが、カリーに対して好ディフェンスを見せていたデニス・シュルーダーが残り6分20秒に退場。流れが変わるかと思われたが、ここで第4戦の4Qに15得点で奪って勝利の立役者となったロニー・ウォーカー4世が3Pシュート2本を決めるなど9得点。91-75として4Qを迎えた。逆転勝利を狙うウォリアーズだったが、一時的に点差を詰めるのがやっと。ジェームズがコンスタントに得点し、八村も速攻からダンク、ゴール下でシュートと追加点を奪って122-101で勝利した。

レイカーズはFG成功率が52%(39/75)、3Pシュート成功率50%(13/26)といずれも50%以上を記録。ジェームズが得点トップで30得点、デイビスが20リバウンドをマークしている。一方、ウォリアーズはカリーが32得点(3Pシュートは14本中4本成功)をマークしたが、FG成功率37.9%(39/103)、3Pシュート成功率27.1%(13/48)とシュートが入らなかった。

なおジェームズは、これでプレイオフのシリーズ勝利が41となり、デレク・フィッシャー(元レイカーズ)を抜いて歴代1位となった。

レイカーズのカンファレンス・ファイナル進出は、優勝した2019-20シーズン以来3年ぶり。現地5月16日(日本時間17日)に敵地でキングス(ウエスト1位)との第1戦を迎える。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 八村塁 レイカーズレブロン・ジェームズ

PICK UP

RELATED