月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.05.12

予想落札額は最大4億円、ジョーダンがドリームチームで着用のジャケットが競売に

©fiba.basketball

バルセロナ五輪で着用したジャケットが競売に


5月12日、世界的なオークション会社「サザビーズ」は1992年のバルセロナ五輪に出場したマイケル・ジョーダン(元ブルズ)が着用していたサイン入りジャケットを現地6月29日まで入札を行うと発表した。落札額は最大300万ドル(約4億円)程度になると予想している。

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1989年4月、FIBA(国際バスケットボール連盟)の決定により、1992年のバルセロナ五輪からNBA選手の出場が解禁に。そしてジョーダン、マジック・ジョンソン(元レイカーズ)、ラリー・バード(元セルティックス)、スコッティー・ピペン(元ブルズ)、チャールズ・バークリー(元サンズ)、パトリック・ユーイング(元ニックス)、カール・マローン(元ジャズ)、ジョン・ストックトン(元ジャズ)、クライド・ドレクスラー(元ブレイザーズ)、クリス・マリン(元ウォリアーズ)らが参加した伝説の「ドリームチーム」が参加することになった。その結果はご存知の方も多いはず。予選ラウンド5勝0敗、決勝トーナメントではプエルトリコ、リトアニア、クロアチアを下して金メダルを獲得した。

今回出品となったのは表彰式でジョーダンが着用していたジャケット。試合で着用するジャージーはチャンピオン・プロダクツ社製のものだったが、ジャケットはリーボック社のもの。ルーキー時よりナイキ社と契約していたジョーダンは、ブランドロゴの部分を星条旗で隠して表彰式に参加した。そのジャケットを譲り受けたのは当時NBAの広報のトップだったブライアン・マッキンタイヤー氏。ジャケットの左胸には、「To Brian, Thanks for Everything, Michael Jordan(ブライアンへ。すべてのことに感謝しています。マイケル・ジョーダン)」とサインが刻まれている。

サザビーズに出品されたジョーダンの商品では4月、1998年NBAファイナル第2戦で着用したサイン入り「エアジョーダン13」が223万8000ドル(約3億円)とシューズとして史上最高額で落札されている。


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: NBA マイケル・ジョーダン

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