月刊バスケットボール10月号

NBA

2023.05.09

レイカーズが王者ウォリアーズに勝利し王手! 八村は2得点、3リバウンドをマーク

レイカーズはウォーカー四世が4Q15得点の活躍で勝利


現地5月8日(日本時間)、レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナでカンファレンス・セミファイナル第4戦を戦い、ウォリアーズに104-101で勝利。シリーズを3勝1敗とカンファレンス・ファイナル進出に王手を賭けた。八村塁(レイカーズ)は13分45秒出場で2得点、3リバウンドをマークしている。

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ホームでの第3戦に127-97で勝利し、1勝リードで迎えた第4戦。思わぬスターが生まれ、レイカーズが勝利して王手をかけた。
1Qはレイカーズの22-21。八村は残り6分弱でレブロン・ジェームズと代わってコート入りすると残り3分51秒、ドライブの際にジョーダン・プールからファウルを受けてフリースロー2本を決めている。続く2Q、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)は3Pシュート成功こそ1本ながら14得点をマーク。しかし、レイカーズはデイビスがFG8本中6本成功とペイントエリア付近でシュートを決めていって13得点。今度はウォリアーズが52-49と3点リードしてハーフタイムを迎えた。

3Q、ウォリアーズはゲイリー・ペイトン二世ら出場選手が満遍なく得点をあげて84-77とする。7点差を追いかけて迎えた4Q、レイカーズはここまで無得点だったロニー・ウォーカー四世が大活躍を見せる。開始直後にウォーカー四世が3Pシュートを決めると、ジェームズ、デイビスが続いて残り10分半で84-84と同点にすると、その1分後、ウォーカーがグリーンのパスをスティール。そのまま速攻を決めて86-84とする。その後は一進一退の攻防が続いて終盤へ。

残り1分53秒、ウォーカーは右ウイングでジェームズからパスを受けると、カリーの1オン1からミドルジャンパーを成功。100-99とすると、ジェームズがカリーのファウルを受けてのフリースローをきっちり決めて3点リードする。ウォリアーズのカリーは、直後にウィギンズのピックを使ってドライブを成功。1点差に迫るものの、その後はシュートミス2本にターンオーバーとミスが続いて追加点が奪えず。104-101でレイカーズが勝利して、カンファレンス・ファイナル進出に王手をかけた。

試合後、「あの若さで、高いプロ意識を持っていてコールされた時に準備万端だったのだから素晴らしいよ。ウォーカーなしに今日は勝てなかった」と称えたジェームズ。4Qだけで15得点をマークした24歳ウォーカーは「今日の試合は私の生涯の夢が形となったもの。みんなが想像できないほど最高な気分だよ」と喜んでいる。

ウォリアーズはカリーが31得点、10リバウンド、14アシストとトリプルダブルの活躍を見せたものの、わずかに及ばず。あとが無くなった第5戦はホームでのプレイとなる。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 八村塁 ロサンゼルス・レイカーズ

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