月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.05.01

カリー新記録50点の活躍で王者ウォリアーズが勝ち上がり、続いて八村のレイカーズと対戦

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勝負の第7戦でカリーがNBA新記録を達成して勝利


現地4月30日(日本時間5月1日)、ウエスタン・カンファレンス・ファーストラウンド、前年王者ウォリアーズは敵地での第7戦に臨み、120-100でキングスに勝利。ステフィン・カリーはプレイオフ第7戦での新記録となる50得点でチームをカンファレンス・セミファイナルに導いた。

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ウォリアーズは3勝2敗で迎えたホームでの試合に99-118で敗戦。120km余り北東に移動し、キングスのホームアリーナであるゴールデン1センターで第7戦を迎えた。

試合開始直後、キングスはドマンタス・サボニスがピック&ロールから得点、さらにプルアップ・ジャンパーを決めて7-3というスタートを切るが、ウォリアーズはカリー、クレイ・トンプソン、アンドリュー・ウィギンズ、モーゼス・ムーディーの得点で18-12と一旦逆転。それでも、キングスの31-30で1Qを終える。2Qも一進一退の攻防となり、キングスの58-56でハーフタイムを迎えた。

3Q流れを引き寄せたのはウォリアーズだった。カリー&トンプソンのスプラッシュ・ブラザーズのシュートが決まり、開始4分強で13-4のランを作ってリードすると、3Q残り1.4秒にはカリーのパスを受けてトンプソンが4ポイントプレイ。91-81として最終クォーターを迎える。

今季17年ぶりのプレイオフ進出を果たしたキングスは、このシリーズも終盤に粘りを見せている。しかし、好守にあってシュートが決まらない。残り8分23秒に今季の最優秀クラッチ・プレイヤー、ディアロン・フォックのフェイドアウェイ・シュートで4Q初得点を奪ったが、ウォリアーズはカリーがレイアップ、ステップバック3Pシュート、フローターと決めていき、残り6分40秒に104-83と21点差にリードを広げた。その後、キングスはサボニスが連続得点をあげたものの、一時的に点差を縮めただけに。カリーが後半30得点、プレイオフ第7戦での新記録となる50得点をマークし、ウォリアーズが120-100で勝利した。

試合後、カリーは「このシリーズで0-2となり、何も保証されない。何も当たり前だと思わなくなった」と連敗スタートとなったことが、スイッチを入れるきっかけになったとコメント。また50点の活躍に対して、トンプソンは「信じられないパフォーマンスだ。これはステフのゲームとして永遠に記憶に残る第7戦になる」と、スティーブ・カーHCは「ステフがゲーム7で50点を取った最初の選手であることはあまりにもすごいこと」と称賛している。

一方、22得点、8リバウンド、7アシストを記録したキングスのサボニスは、「彼らはとてもタフなチーム。我々はうまく戦っていたが、勝ち切るには十分ではなかった」と語っている。

ウォリアーズが続くカンファレンス・セミファイナルで対戦するのはレブロン・ジェームズ、八村塁のいるロサンゼルス・レイカーズ。キングスに続いてまたもカリフォルニア州対決となる。


■ウォリアーズ×レイカーズカンファレンス・セミファイナル日程

ゲーム1[@ゴールデンステイト]:5/2東部時間22時(日本時間5/3 11時〜)
ゲーム2[@ゴールデンステイト]:5/4東部時間21時(日本時間5/5 10時〜)
ゲーム3[@ロサンゼルス]:5/6東部時間20時半(日本時間5/7 9時半〜)
ゲーム4[@ロサンゼルス]:5/8東部時間22時(日本時間5/9 11時〜)
ゲーム5*[@ゴールデンステイト]:5/10(日本時間5/11 時間未定)
ゲーム6*[@ロサンゼルス]:5/12(日本時間5/13 時間未定)
ゲーム7*[@ゴールデンステイト]:5/14(日本時間5/15 時間未定)
*=シリーズ勝利が決まらなかった場合の開催



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: NBA ステフィン・カリーゴールデンステイト・ウォリアーズ

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