月刊バスケットボール6月号

Bリーグ

2023.04.26

オープンハウスアリーナ太田がこけら落とし、2試合で1万人超が来場

オプアリがついにこけら落とし


群馬クレインサンダーズのホームアリーナとなる「オープンハウスアリーナ太田」(通称オプアリ)が、4月15日、16日の宇都宮ブレックス戦でこけら落としとなった。5,000人以上収容となる同アリーナは、日本初の可動式センタービジョン、ベースライン、サイドラインから2mの距離に席が設けられるなど数々の特徴を持っている。

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オプアリのコンセプトは『小さいからこそ実現した日本最高峰の「興奮」と「臨場感」』。最大の魅力と自負するのは、合計14面のビジョンが組み合わさった国内アリーナ最大の総面積6,100インチのセンタービジョン(日本初の可動式)。加えて、天井には世界最高峰と言われる仏エルアコースティックス社のスピーカー50機、サブウーハー24機(国内バスケアリーナでは初導入)が設置されており、どの席にいても臨場感あふれるサウンドを体感できる。また暗闇の中でコートだけが浮かび上がるような照明、ベースライン、サイドラインから2mの距離に席が設けられていて、迫力あるプレイを間近で見られるなど、応援する観客のことをとことん考えた作りとなっている。

15日、16日の両日では合計10,739名の観客が来場。15日のアリーナ開幕戦では、ハーフタイムで30-43と13点ビハインドから見事逆転して群馬が記念すべき1勝をあげた。“THE FIRST 6 GAMES”と題してこけら落としの6試合は、世界でも活躍するDJ IZOHさんのパフォーマンスや佐々木クリスさん(15日、16日のみ)、OWEN真樹さん(22日、23日、29日、30日)がMCを務めるなど、特別な演出も行われる。15日の試合に駆けつけた島田慎二Bリーグチェアマンは「群馬県の太田市というそんなに大きな都市ではないところに、こういった素晴らしいアリーナができて熱狂空間が生まれるというのは感動したし、ものすごく感慨深かった」と新アリーナとチーム、ファンが作り出す空間に感動したとコメントしている。

また群馬の並里成は「試合前の演出など思っていた以上にこだわっているんだなとすごく興奮して、自分を落ち着かせながらプレーしていました。一瞬自分たちのホームじゃないと思うくらいファンの皆さんの雰囲気も変わっていて、僕たちも気合いが入ったので、すごくいい試合になったと思います。このアリーナには、ディズニーランドのような空間が楽しいと思えるようないろんなサプライズがあると思うのでみんなで見つけて楽しんでほしいなと思います」と選手にとっても、興奮する環境になっていると感想を語っている。


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 群馬クレインサンダーズ Bリーグ

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