月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.04.21

シクサーズ勝利で勝ち上がりに王手、21得点ハーデンは股間を叩いて退場処分を受ける

ハーデンが退場部処分を受ける


現地4月20日(日時間21日)、イースタン・カンファレンスプレイオフ1回戦、セブンティシクサーズは敵地でネッツに102-97で勝利して3勝0敗とした。しかし、ジョエル・エンビード、ジェームス・ハーデンとエース2人がフレグラント・ファウルをコールされ、ハーデンは退場になるトラブルが発生している。

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ブルックリンでの第3戦、タイリース・マクシーが15得点、ハーデンが12得点と引っ張ってハーフタイムで58-47とリードを作ったセブンティシクサーズは、3Qネッツに35-18と猛攻を受けて76-82と逆転を許したものの、4Qマクシーが10得点とチームを引っ張って102-97で勝利を遂げた。しかし、3Q残り13.6秒、この試合で21得点をあげたハーデンは執拗なガードを見せていたロイス・オニールに腹が立てたのか、ボールを保持していない左手でオニールの股間を叩いてしまい、フレグラント2とジャッジされて退場となっている。

ちなみにエンビードは1Q残り9分34秒に転倒。その上をニコラス・クラクストンが跨った際に股間を蹴り上げてフレグラント1をコールされている。フレグラント・ファウルについては4ポイントで1試合の出場停止処分が下される。ハーデンはあと2ポイント、エンビードは3ポイント余裕があることになる(フレグラント2=2ポイント、またはフレグラント1=1ポイント)。ちなみに先日、フレグランド2とコールされていたウォリアーズのドレイモンド・グリーンが、1試合の出場停止処分を受けたが、これは累積ポイントとは関係なく「スポーツマンシップに反する行為の履歴を考慮した」ためである。

セブンティシクサーズはこれでシリーズ3勝0敗。カンファレンス・セミファイナル進出に王手を賭け、現地4月22日(日本時間23日)に敵地での第4戦に臨む。なお、第3戦で渡邊雄太(ネッツ)の出場機会はなかった。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: ジェームズ ハーデン

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