月刊バスケットボール6月号

NBA

2023.04.17

レイカーズが敵地での初戦に勝利、八村はチームタイ記録&プレイオフ自己最高の29得点

八村の活躍もあってレイカーズが大事な初戦に勝利


現地4月16日(日本時間17日)、「NBAプレイオフ」のファーストラウンド、レイカーズ(第7シード)は敵地で迎えたゲーム1でグリズリーズ(第2シード)を128-112で撃破した。八村塁はプレイオフで自己最高となる29得点。ベンチスタートでの29得点は、1988年にマイカル・トンプソン(ウォリアーズのクレイ・トンプソンの父)が記録して以来、プレイオフでのチーム最多タイ記録である。

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レギュラーシーズンは43勝39敗、ウエスト7位となったレイカーズはプレイイン・トーナメントでティンバーウルブズと対戦し、オーバータイムの末に108-102で勝利(八村は12得点、2リバウンド、1アシスト)。第7シードとなってNBAプレイオフ進出を決めて本日、第2シードのグリズリーズとのゲーム1を迎えた。

レイカーズは1Q32-27とリードするが、2Qグリズリーズはジャレン・ジャクソンJr.が11得点をマークするなどで38得点。レイカーズは59-65と逆に6点ビハインドでハーフタイムを迎えた。そして3Q、八村が真価を発揮する。残り5分33秒にコートに入ると3Pシュートを試投数4本すべて成功させて12得点をマーク。さらに96-90で迎えた4Q、リードを奪い合う展開となったもの、八村は左ウイングからドライブしてダンク、さらに左ショートコーナーからターンアラウンド・シュートを成功させると、オースティン・リーブスの3Pシュートをアシストしてレイカーズは105-101とリードを奪う。その後も、八村のシュート、リーブスの連続得点で得点を伸ばしていき128-112で番狂わせを起こした。ベンチからの出場で29分47秒出場した八村は3Pシュート5本を成功させてチームトップの29得点(プレイオフキャリアハイ)、6リバウンド。後半だけで21得点を奪っている。

「後半、チームはとても良いリズムでプレイできていた」と試合後に語った八村。チーム2位の23得点を獲得したリーブスは「ルイがすごかったね。彼のスキルは見事だよ」と八村を称えると、ダービン・ハムヘッドコーチは「彼は強かったね。素晴らしいタッチを持っている。力強くてタッチがあり、アウトサイドでは走ってトップに立つこともできる。身体能力が高くて、シュートも打てる。もっと自己主張をして、アグレッシブになるように促しているんだ」と語った。

敗れたグリズリーズはエースのモラントが4Q、空中でアントニオ・デイビス(レイカーズ)と空中で接触して落下して右手を負傷。本人は痛みの最大レベルだと語り、ゲーム2の出場が危ういと語っているという。

ゲーム2は現地4月19日東部時間19時半(日本時間20日午前8時半)にメンフィスで行われる。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: NBA 八村塁レイカーズ

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