月刊バスケットボール5月号

サッカー、野球の次は日本男子バスケだ! 「世界を驚かす条件」を満たしているとFIBAが特集

FIBAが男子代表のポテンシャルを評価


FIBA(国際バスケットボール連盟)は4月12日、オフィシャルサイトでサッカー日本代表、野球日本代表に続いて日本の男子バスケ代表「アカツキジャパン」が世界を驚かすだろうと紹介。その理由が5つあると特集した。

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女子日本代表は東京オリンピックで銀メダルを獲得し、サッカー日本代表がワールドカップでドイツ、スペインを撃破。先日開催されたワールド・ベースボール・クラシックでは日本代表が14年ぶりの制覇を成し遂げた。FIBAは「世界を驚かす条件を満たしている」として、次は男子バスケ代表が世界を驚かす番だと紹介した。

まず紹介したのが「世代を超越した才能」。NBAで5シーズン目を戦う渡邊雄太(ネッツ)、4シーズン目を戦う八村塁(レイカーズ)は今季、過去最多の試合に出場しており、世界のトッププレイヤーと互角に渡り合っていると紹介。Gリーグ、オーストラリアのNBLで活躍している馬場雄大の存在も忘れることはできないとしている。

続いて「新進気鋭のタレント」。サッカーに21歳の久保建英(レアル・ソシエダ)、野球に23歳の村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)がいたように、日本には21歳の河村勇輝(横浜BC)がいて「昨年、シニア日本代表としてデビューすると観客を魅了。日本のB.LEAGUEでも本物のスターとして活躍している」と紹介。さらにNCAAネブラスカ大で大活躍を見せている22歳の富永啓生がいて、U16アジア選手権2022のMVPである17歳・川島悠翔(NBAグローバルアカデミー)、U18アジア選手権2022で輝いた18歳・ジェイコブス晶(NBAグローバルアカデミー)と彼らを追うエキサイティングな10代選手もいるとピックアップしている。

さらに富樫勇樹(千葉J)、西田雄大(三河)、井上宗一郎(SR渋谷)の名前をあげたうえで「アジアで最も優れたプロリーグの1つになりつつあるB.LEAGUEでレベルの高い競争をしている」こと、「沖縄というホームでワールドカップ開幕を迎えられる」こと、前回大会のアジア予選では強豪オーストラリアから勝ち星をあげていることから「脚光を浴びるのは初めてではない」と残る3つも紹介。最後にヘッドコーチは女子チームを銀メダルに導いたトム・ホーバス氏であることを改めて紹介している。

8月25日(金)~9月10日(日)で行われる「FIBA バスケットボールワールドカップ2023」は、グループステージを日本・沖縄、フィリピン、インドネシアで、決勝トーナメントをフィリピンの首都マニラで開催する。日本がスロベニアと対戦することが決まっているが、そのほかの対戦チームは4月29日に行われるグループ分け抽選会で決定となる。
“日本の男子バスケが世界を驚かす”、その実現のためにも代表チームを応援でサポートしたい。



文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 男子日本代表 ワールドカップアカツキジャパン

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