河村勇輝が右大腿二頭筋損傷、全治4週間とチームが発表
河村離脱で試される横浜BCのチーム力
4月5日、横浜ビー・コルセアーズは河村勇輝が4月2日の試合で右大腿二頭筋(太もも裏外側)損傷を負い、全治4週間程度かかると発表。チームは現在中地区2位、残るレギュラーシーズン12試合のほぼすべてをリーグのアシスト・リーダー抜きで戦う可能性が高くなった。
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河村が右太もも裏を痛めたのは4月2日、敵地での滋賀レイクス戦。30分5秒出場と試合終了間際までプレイし、チームトップとなる26得点、4アシスト、2スティール、1ブロックをマークして93-84とチームの勝利に貢献している。今季は出場46試合すべてでスターターとなり、平均19.7得点(リーグ6位)、8.4アシスト(同1位)、3.4リバウンド、1.43スティール(同6位)をマークしていた河村の欠場は、レギュラーシーズン終盤の戦いに向けて痛い損失であることはまちがいない。
河村故障後初のゲームとなった昨日のサンロッカーズ渋谷戦(同地区3位)。チームは、チャールズ・ジャクソンがキャリアハイ34得点をマークするなどで82-72と勝利した。青木勇人ヘッドコーチは試合後、「本当に大事な試合で、出場できない選手がいたが、チームとして今まで自分たちが積み上げてきたチーム力を表現するいいチャレンジの場だという気持ちで試合に取り組むことができた。4月に関しては、日程も対戦相手もタフなスケジュールになる。ファン・ブースターの皆さんと、この4月を共に戦って共に乗り切って、シーズン最後の5月に自分たちがどこまで強くなっていられるかどうかにチャレンジする。そんなビーコルとして新しい局面を迎えているので、チーム一丸となって、また戦っていきたい」と積み上げてきたチーム力を表現する場だとコメントを発表している。
全治4週間程度ということを考えると、順調に回復すれば4月29・30日のSR渋谷戦、レギュラーシーズン最終第36節5月6・7日の富山戦で復帰ということも考えられる。中地区首位・川崎とのゲーム差はわずか1。河村復帰のタイミングを良いポジションで迎えることができれば、チームとしてさらなる上積みを期待することもできる。まずは今週末4月8・9日に敵地で行われる川崎戦との中地区首位攻防戦に注目したい。
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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
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