月刊バスケットボール5月号

[全国ミニバス]千葉・高花クラブがうれしい今大会初勝利、岡山・岡山西南との接戦を制す

4Q終盤、青木の得点で勝利を手繰り寄せた高花クラブ

3月31日、「第54回マクドナルド全国ミニバスケットボール大会」男子最終日、高花クラブ(千葉)と岡山西南(岡山)が対戦。どちらが勝利してもおかしくない展開となったが、4Q終盤に高花クラブがリードを奪い、53-49で勝利した。

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ファーストプレイ、岡山西南は#4小寺悠斗がフリースローライン付近からジャンプシュート。これが決まって先取点となる。高花は#6加納佑星のシュートなどですぐに追いつくが、岡山西南は#4小寺、#13小銭桧史がシュートを決めていき、残り3分で10-4とする。
タイムアウト後、高花はディフェンスが堅くなり、#4青木優雅のジャンプシュートなど、良い展開を作る。しかし終盤、岡山西南はリバウンドからチャンスをものにし、18-6として1Qを終えた。

2Q、巻き返したい高花は好守からチャンスを作って#8宮嶋蒼依、#5大石瑛斗が決めて点差を詰めていく。岡山西南は#9藤本涼雅が技ありシュートを決めるものの、ターンオーバーも生まれてしまい、苦しい時間が続く。残り2分強、#5大石のミドルシュートで3点差に迫った。一気に逆転と行きたかったが、岡山西南はここで#10西山大聖が活躍。難しいレイアップを決めるなど連続得点を挙げる。
高花は終盤、#8宮嶋がスティールからシュートに3ポイントプレイと決めたが、岡山西南の28-24でハーフタイムを迎えた。

3Qは序盤から点の取り合いに。岡山西南は#4小寺、#10西山、#13小銭が、高花は#4青木、#6加納 佑星、#8宮嶋が得点をあげて、残り2分40秒で37-37と同点となる。互いに積極的にシュートを放っていく中、流れを掴んだのは高花。インサイドをしっかり守ると、早い展開につなげて#7川越久海、#6加納、#4青木、#5大石と連続得点をあげ、リードを作る。岡山西南#10西山は最後にブザービーターを決めたが、高花が45-41と逆転して3Qを終えた。

勝負の4Q、追う岡山西南は#10西山のアシストから#13小銭、#4小寺が得点。残り4分20秒で47-47と追いつく。その後、両チームなかなかリードを奪えなかったが、残り3分を切ってから、高花は#4青木が難しいミドルシュート、そしてドライブから連続得点をあげて53-49と4点リードを作る。岡山西南は、#10西山にボールを託して同点を狙うが、連続ターンオーバーも生まれてしまって万事休す。高花が53-49で今大会初勝利を果たした。

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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 全国ミニバス2023

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