月刊バスケットボール6月号

中学(U15)

2023.03.29

[Bリーグ U15チャンピオンシップ] 横浜BC、島根、福岡、名古屋Dがベスト4進出

BリーグU15の全46チームが集い頂点を競うB.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP 2023

大会3日目の329日(水)、予選リーグを勝ち上がったチームが決勝トーナメントで激突した。前回大会のベスト4チームを含むブロックがシード、それ以外の4ブロックが決勝トーナメント1回戦を行い、勝者がシードブロックチームと準々決勝を戦った。対戦は以下の通り。横浜ビー・コルセアーズU15(シード)対山形ワイヴァンズU15、千葉ジェッツU15(シード)対U15島根スサノオマジック、ライジングゼファー福岡U15(シード)対宇都宮ブレックスU15、名古屋ダイヤモンドドルフィンズU15(シード)対U15長崎ヴェルカU15。シードチーム以外は2試合目の戦いとなった。

準々決勝第1試合は横浜BCが危なげなく勝利。年初のジュニアウインターカップで準優勝となっただけに、頂点に向けて「まずは準決勝」(京希健HC)は気を引き締める。続く第2試合は島根が粘り強いバスケでシードブロックを勝ち上がった千葉Jを退けた。「うちはサイズがないので、我慢のバスケで、リバウンドやルーズボールを徹底しないと」(末松勇人HC)と球際の強さを見せて勝利を手繰り寄せ、2試合目を勝ち切った唯一のチームとなった。


2試合を勝ち抜きベスト4進出を果たした島根U15

2試合を勝ち抜きベスト4進出を果たした島根U15


3試合目はジュニアウインターカップ優勝の福岡に宇都宮が挑んだ。前半からリードされる展開の中、最後まで食らいついていった宇都宮。中でもエースシューターの加藤駿が、3Pシュート5本を含む31得点と爆発。最後は57 - 62と逃げ切られたものの健闘を見せた。福岡の鶴我隆博HCは「うちらしいゲームが半分もできませんでした」と勝利を手にしたものの笑顔は見られなかった。「ディフェンスからリズムをつかんで、オフェンスへとつなげていくチームなのですが、そのディフェンスが機能しませんでした。何とか、修正して明日に臨みたい」と試合を振り返った。

準々決勝最終カードは3連覇の懸かる名古屋Dが前半苦戦しながらも「試合は4クォーターを通しての勝負と言ってきているので、後半、選手たちがよく相手にアジャストして戦ってくれた」(末広朋也HC)と最後は長崎を突き放しベスト4に進出した。準決勝では名古屋D対横浜BC、島根対福岡の対戦。会場は東京体育館(東京都渋谷区)。入場無料となっている。

 

●試合結果

<決勝トーナメント1回戦>

茨城U15 53 – 74 山形U15 〇

〇 U15島根 71 – 55 岩手U15

三河U15 56 – 64 宇都宮U15 〇

〇 長崎U15 54 – 39 琉球U15

 

<準々決勝>

〇 横浜BC U15 93 – 46 山形U15

千葉J U15 47 – 73  U15島根

〇 福岡U15 62 – 57 宇都宮U15

〇 名古屋D U15 77 – 61 長崎U15

 

●330日(DAY4)の予定

<準決勝>

9:30 名古屋D U15 – 横浜BC U15

11:00U15島根福岡U15

<3位決定戦14:00

<決勝15:30

 



写真/B.LEAGUE 文/飯田康二(月刊バスケットボール)

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