月刊バスケットボール5月号

[全国ミニバス]司令塔・鹿野が引っ張り、大阪・沢池クラブが逆転勝利、北海道・旭少年団を退ける

#5鹿野琴音が見事なゲームメイクで沢池クラブが逆転勝利


3月29日、「第54回マクドナルド全国ミニバスケットボール大会」女子2日目、旭少年団(北海道)と沢池クラブ(大阪)が対戦。沢池クラブは4Qに見事逆転して38-28、2戦2勝同士の戦いを制した。

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 【第54回全国ミニバス全試合配信「バスケットLIVE」】

旭はまずチーム最長身177cmの#11木下咲弥がゴール下で連続得点。さらに#4中垣陽がロングシュートを決める。対する沢池は司令塔の#5鹿野琴音が活躍。シュートでチーム初得点を奪うと、フリースローで追加点。さらに#14日浦愛依莉のシュートをアシス。そして#11木下に対して# 7伊藤結珠が見事なディフェンスを見せる。それでも、旭は#15大林楓七、#17加藤茉歩が追加点を奪い、10-8として1Qを終えた。

互いにベンチスタートのメンバーを投入しての2Q、沢池は#4波田アンナのロングシュートで同点にすると、#13松下夏穂のフリースローで11-10と逆転に成功する。流れが悪かった旭は#5木村優月がリバウンドから決めて久しぶりの得点。さらに#14斎藤愛桜が連続してロングシュートを決めて再びリードを作る。その後も#10今村世娟、#16諏訪結がアウトサイドで、#5木村がインサイドで追加点を奪い、22-13としてハーフタイムを迎えた。

3Q、沢池は#5鹿野の連続得点という素晴らしい出だし。#17松岡咲和もフリースローで追加点を奪って4点差とする。
苦しい局面で旭は#11木下がゴール下で決めて連続失点を止める。再び流れを引き寄せたい沢池は#5鹿野が活躍。クイックネスを生かしてドライブから得点(ユーロステップも披露)、さらにインサイドで得点とチームを引っ張ると残り48秒、#4波田がドライブから得点して24-24と同点となり、3Qを終える。

4Q序盤、沢池は#7原口侑芽の得点、#4波田のシュートでリードを奪うが、旭は#11木下がすぐに決め返してリードを許さない。
しかし、勢いに乗る沢池は#10高木優月のフリースロー、#6小笠原奏恵のロングシュートで再びリードを作る。まずは2点欲しい旭はインサイドの#11木下にボールを入れるが、シュートはリングに弾かれてしまう。
残り2分17秒で沢池の34-28。タイムアウトを取った旭は攻撃を凌いでチャンスを伺うが、シュートが決まらない。このチャンスに沢池は#5鹿野がディフェンスを引き付けて#7原口の得点をアシスト、#5鹿野自身のフリースローでリードを広げていき、勝負あり。38-28で沢池が逆転勝利を飾った。

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文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 全国ミニバス2023

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