月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2018.01.31

渡邉裕規&落合知也(栃木)インタビュー「前に出ることによって、バスケ界に何か還元できる」

渡邉選手   ――B栃木はここまで13勝15敗(取材時/その後4連勝)。今シーズンここまで振り返ってみていかがですか? 渡邉「僕はまだ数試合しか出ておらず、ヘッドコーチも変わっていますが、今は皆、プレー時間が偏らずに試合に出ています。『継続して自分たちのバスケットをやり続ける』というのは、言うのは簡単ですが実行するのは難しいので、それをどれだけ徹底できるかが大事だと思います」 落合「40分間どのメンバーが出ても同じレベルでやり、やることを明確にしていくことで勝ち星が増えていくと思います。チームは、控えも素晴らしい選手が揃っているので、これから上昇していくチャンスはあります」   ――ご自身、またチームの目標を教えてください。 渡邉「個人の目標は、徐々にコンディションを戻して、自分らしさを出せるようにすることです。途中で出場することも多いですし、チームが窮地のときに救えるような活躍をしたいです。チームとしては、プレーオフが見えてきそうで見えていないので、まずは勝ち越して東地区のチームに勝っていかないとプレーオフが見えてきません。余計な星を落とさずに、プレーオフを見ずに、目の前の一戦を勝ち続けていった結果としてプレーオフが見えてきたという風にしないといけないと思います」 落合「いつどんなときでも、出場したときは、チームに足りないエナジーをすぐに出せるように準備しておかないといけないと思っています。チームとしては、一戦一戦に集中して取り組んでいきたいです」  

落合選手   ――2シーズン目を迎えるB.LEAGUEですが、盛り上がりなど昨年と違うと感じることなどありますか? 渡邉「昨年もお客さんが入っていましたが、今年は優勝した影響もあり期待感があるのは会場にいて感じます。あとは、落合さんのテレビ出演欲が止まらないので、誰かに止めてほしいですね(笑)。どうにか顔を売ろうと思っていますから」 落合「そうなんですよ。自分を2文字で表すと“強欲”ですね(笑)。ただ、やっているだけではダメなので、前に出ることによって、バスケ界に何か還元できるのではないかと考えています。選手全員がそういう意識を持って取り組めば、もっともっと盛り上がっていくと思います」   ――会場まで見に来てくれるファンの方に自分のどんなところ(プレー)を見てほしいですか? 渡邉「スタッツに表れないものですが、試合に出たときに雰囲気を変えるところです。自分が出たときに、システムではなく雰囲気が変わったなと思われるように、存在感を出していきたいです」 落合「僕はエリート街道を走っていたわけではなくストリート出身なのですが、そういった選手がトップリーグで活躍できるところを見せたいです。自分より身長が大きい外国籍選手であったり、自分よりバスケが上手い選手とマッチアップすることが多いので、そのような選手を倒したときの快感をお客さんと共有したいです」   インタビュー情報提供/WOWOW http://www.wowow.co.jp/sports/nba/   (月刊バスケットボール)

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