月刊バスケットボール5月号

中学(U15)

2023.03.27

「BリーグU15女子チャンピオンシップ」に見るBユース女子発展の可能性

3月4、5日にかけて神奈川県・箱根の星槎レイクアリーナ箱根にて「不二家 PRESENTS B.LEAGUE U15 WOMEN'S CHAMPIONSHIP 2023」が開催された。

U15カテゴリーでは夏の全中、年始のJr.ウインターカップと全国ジュニアクラブゲームス(全クラ)、そして毎年3月末に開催されるBユース男子の「B.LEAGUE U15 CHAMPIONSHIP」が年間の主要タイトルとなるが、女子のBユースクラブに絞ると全国大会はJr.ウインターカップと全クラの2大会のみ。それ以前に県内外での公式戦自体が極めて少ないのが現状だった。

【写真】「BリーグU15女子チャンピオンシップ」写真集

今大会は、そんなBユースの女子勢に公式戦で対戦する機会を創出することが最大の目的。川崎ブレイブサンダースが中心となって、現時点でU15女子のユースチームを保有する12クラブ中9クラブと開催地である神奈川県内から3チームがオブザーブとして集結した。

初日にフルゲームの予選リーグを2試合、2日目に初日の結果を踏まえた順位リーグを行い優勝を決めるフォーマット(別途、7分一本勝負の交流戦が複数あり)で、初代チャンピオンに輝いたのは福島ファイヤーボンズU15。今大会のMVPに選ばれたエースガードの#1齋藤凌花を中心にアグレッシブなディフェンスからアップテンポに攻め込むスタイルで栄冠を手にした。

その福島U15をはじめ、2日目の1〜3位リーグを戦ったのはいずれも東北勢の秋田ノーザンハピネッツU15(準優勝)と山形ワイヴァンズU15(3位)。試合後にそれぞれのチームのヘッドコーチ、神尾隼人HC(福島U15)、内村祥也HC(秋田U15)、尺野将太HC(山形U15)にチームの現状や選手たちの進路、目指すBユース女子のあり方について話を聞いた。


写真/山岡邦彦、石塚康隆 取材・文/堀内涼(月刊バスケットボール)

タグ: Bリーグ

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