月刊バスケットボール10月号

Wリーグ

2023.03.22

Wリーグの個人成績が確定、白崎が初の得点王、高校生ウチェがいきなりリバウンド王に

Wリーグのスタッツ・リーダーズが確定


Wリーグ は3月19日、「第24回レギュラーシーズンレギュラーシーズン」最終戦を消化し、個人成績も確定した。白崎みなみ(姫路)が初の得点王となったほか、京都精華学園高で夏冬2冠に貢献したイゾジェ ウチェ(シャンソン)がいきなりリバウンド王を奪取。4選手が初の部門リーダーになった。

【表】「第24回Wリーグレギュラーシーズンレギュラーシーズン」各部門ベスト10を見る

今季の得点王となったのは白崎。今季より参入した姫路を引っ張って平均23.15得点をマークし、2位の渡嘉敷来夢(ENEOS)に2.83点差を付けて1位となった。

シーズン途中での取材では「率直に(平均得点)1位はうれしいです。でも、チーム事情というか、全ての試合をスタートで出てほぼ35分以上出場している状況です。点を取るのは当たり前ですが、そういった中でアジャストされてもシュートを果敢に攻め切れているのは良いと思います」とコメントしていた白崎。姫路は4勝22敗と苦しい参入1年目を過ごしたものの、白崎の得点王という一つの勲章を得ることになった。

そしてウインターカップで日本一に輝いてわずか11日後にWリーグデビューを果たしたウチェが、平均リバウンド12.29本をマークしていきなり1位に。得点でも平均15.43点をマークしており、アベレージのダブルダブル達成を達成したほか、平均ブロック数でも2位(1.86本)と素晴らしい数字をマークしている。

そのほか、平均アシスト数では渡邉亜弥(三菱電機)が7.67本をマークして初の1位に、3ポイントシュート成功率では酒井彩等(アイシン)が44.83%(26/58)でこちらも初の1位と4選手が初の個人成績1位となった。

また、渡嘉敷はフィールドゴール成功率(70.21%、165/235)を記録して2年連続10度目の1位、平均ブロック数で2.05本を記録して3年ぶり10度目の1位と2部門でリーダーとなっている。

以下が、各部門1位選手と数値である。


「第24回Wリーグレギュラーシーズンレギュラーシーズン」各部門1位

■平均得点
白崎みなみ(姫路#6・初) 23.15

■フィールドゴール成功率
渡嘉敷来夢(ENEOS#10・2年連続10度目) 70.21

■3ポイントシュート成功率
酒井彩等(アイシン#55・初) 44.83%

■フリースロー成功率
赤穂さくら(デンソー#12)90.7%

■平均アシスト数
渡邉 亜弥(三菱電機#45・初) 7.67

■平均リバウンド数
イゾジェ ウチェ(シャンソン#4・初) 12.29

■平均スティール数
川井麻衣(トヨタ自動車#4・2年ぶり2度目) 2.46

■ブロックショット数
渡嘉敷来夢(ENEOS#10・3年ぶり10度目) 2.05

※リーグ規定数:[得点]260得点以上(平均10.0)、[アシスト]52アシスト以上(平均2.0)、[リバウンド]130リバウンド以上(平均5.0)、[スティール]39スティール以上(平均1.5)、[ブロックショット]13ブロック以上(平均0.5)、[フィールドゴール成功率]成功数が104以上(平均4.0)、[3ポイントシュート成功率]成功数が26本以上(平均1.0)、[フリースロー成功率]成功数が39本以上(平均1.5)


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

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