月刊バスケットボール5月号

NBA

2023.03.17

ジョーダンがホーネッツの過半数の株売却を協議中と報道、イースト14位と今季も低迷

2010年に多数派株主となったジョーダン


マイケル・ジョーダン(元ブルズ)がシャーロット・ホーネッツの株を売却するという話が出てきた。現地3月16日(日本時間17日)、ESPN記者のエイドリアン・ウォジュナロウスキー氏が、ジョーダンが売却に向けて協議を行っているとリークした。

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ウォジュナロウスキー氏は「シャーロット・ホーネッツのオーナーであるマイケル・ジョーダンが、ホーネッツのマイノリティー・オーナー(少数派株主)であるゲイブ・プロトキンとアトランタ・ホークスのマイノリティー・オーナー、リック・シュナルが率いるグループにフランチャイズの株式の過半数を売却するため、真剣な話し合いを行っている」とSNSに投稿している。

取引の具体的な内容は明らかになっていないものの、現地報道ではジョーダンは少数の株を維持して大部分を売却するのではないかと伝えられている。
ジョーダンはシカゴ・ブルズで2度目の引退し、約2年後の2000年1月にウィザーズでマイノリティー・オーナーに。その後、2001-02シーズン、2002-03シーズン、同チームで現役に復帰。引退後、オーナーとして再びフロントに戻るかと思われたが、もの別れに終わってしまう。それから3年後の2006年、今度はボブキャッツ(現ホーネッツ)のマイノリティー・オーナーとなって人事を担当。さらに2010年2月に2億7,500万ドル(当時の為替で約253億円)で買収し、マジョリティー・オーナー(多数派株主)となった。2009-10シーズン途中にジョーダンがマジョリティー・オーナーとなって以降、昨季までの13年でプレイオフ進出は3度だけ(いずれもファーストラウンドで敗退)。今季も3月16日時点でイースト14位(22勝49敗)とプレイオフ進出は難しい状況となっている。

昨年10月に経済誌『Forbes(フォーブス)英語版』が明かした情報によると、ホーネッツの資産価値は現在17億ドル(約2,266億円)だという。




文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: NBA マイケル・ジョーダンシャーロット・ホーネッツ

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