富永啓生11得点でチーム勝利、現地8日カンファレンス・トーナメントに挑む
躍進の今季、トーナメント戦での活躍に期待!
現地3月5日(日本時間6日)、ネブラスカ大は敵地でアイオワ大と対戦して81-77で勝利。8試合連続先発となった富永啓生は11得点をマークした。これで今季のレギュラーシーズンは終了。3月8日からはビッグ10トーナメントに挑むことになる。
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今季のレギュラーシーズンは31試合出場、ラスト13試合中12試合はスターターとしてプレイした富永。プレイタイムは昨季の16.5分→24.7分へとアップし、平均得点は5.7得点→12.8得点へと倍増した。特に印象深いのは3Pシュートで、今季のレギュラーシーズンでは159本の試投数で64本を成功させている。成功率は約7%アップさせて40.3%と4割台に乗せた。カンファレンスのスタッツを見ると富永の3P成功数64本はビッグ10でトップ10に入る9位だ。ちなみに規定数に到達せず、ランキング外となっているが、ビッグ10の3Pシュート成功率1位が40.9%なのだから、富永の確率がいかに素晴らしいかがわかる。
レギュラーシーズンのハイライトは、5本の3Pシュートを成功させて自己最高の30得点をマークした2月5日のペンシルバニア州大だろう。ここから調子の波を掴んだ富永は、この試合から5試合連続20得点オーバー、9試合連続2桁得点を記録。2月17日には「ビッグ10ネットワーク」が『彼のニックネームはジャパニーズ・ステフィン・カリー(ウォリアーズ)』とツイートで紹介すると、本家カリーも「Love it, Keisei!(いいね、啓生!)」と反応するといううれしい出来事もあったことは記憶に新しい。
Love it, Keisei!
— Stephen Curry (@StephenCurry30) February 16, 2023
カンファレンス内で9勝11敗という結果を残したネブラスカ大はビッグ10カンファレンス・トーナメント1回戦に第11シードとして出場し、現地8日(日本時間9日)にミネソタ大と対戦する。今季、ミネソタ大には2勝0敗と相性が良いだけに期待したいところ。勝利したら、翌日の2回戦でメリーランド大と対戦することが決まっている。
マーチマッドネス“3月の狂気”到来。負けたら最後となる勝負どころで富永は、どんなプレイを見せてくれるだろうか。
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■富永啓生ネブラスカ大でのスタッツ
シーズン | GP | GS | MPG | FG | % | 3PM | % | FT | % | RPG | PF | APG | TO | BPG | SPG | PPG |
2021-22 | 30 | 11 | 16.5 | 59-158 | .373 | 36-109 | .330 | 16-19 | .842 | 1.5 | 0.67 | 0.6 | 0.33 | 0.03 | 0.77 | 5.7 |
2022-23 | 31 | 13 | 24.7 | 146-292 | .500 | 64-159 | .403 | 41-48 | .854 | 1.5 | 0.97 | 0.7 | 0.84 | 0.06 | 0.59 | 12.8 |
合計 | 61 | 24 | 20.7 | 205-450 | .456 | 100-268 | .373 | 57-67 | .851 | 1.5 | 0.82 | 0.7 | 0.59 | 0.05 | 0.67 | 9.3 |
GP:出場試合数、GS:先発数、MPG:平均出場時間、FG:FG成功数-試投数、PCT:FG成功率、3PM:3P成功数-試投数、PCT:3P成功率、FT:フリースロー成功数-試投数、PCT:フリースロー成功率、RPG:平均リバウンド数、PF:平均ファウル数、APG:平均アシスト数、TO:平均ターンオーバー数、BPG:平均ブロック数、SPG:平均スティール数、PPG:平均得点
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
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