月刊バスケットボール5月号

Bリーグ

2023.03.03

川崎に1万人収容のアリーナ建設へ、Bリーグ川崎の親会社DeNAが京浜急行鉄道と共にアリーナシティ開発と発表

「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」が発表に


3月3日、川崎ブレイブサンダースの親会社であるDeNAは、2028年10月に京急川崎駅隣接エリアにて約10,000人が収容可能な新アリーナを含む複合エンターテインメント施設開業を目指す「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」を発表した。

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同プロジェクトでは、京急川崎駅隣接地に「B.LEAGUE」開催時に約10,000人を収容できる新アリーナおよび宿泊施設、飲食施設、公園機能などを備える商業施設を含む複合エンターテインメント施設の建設・開業を目指すもので、今後DeNAと京浜急行鉄道が協議し、協定を締結する予定だという。2年をかけて設計を検討し、2025年から着工を開始。2028年に竣工・開業となるスケジュールとなっている。新アリーナに関しては川崎のホームアリーナとなり、2028-29シーズンより使用する予定だという。



※発表資料より


川崎は、チームのオフィシャルページで「本プロジェクトが進捗することで2026-27シーズンより誕生する新B1への参入におけるアリーナの基準について充足できる見込みです」「皆さまに今以上の最高の観戦体験をお届けするべく、最高のアリーナをつくるために川崎ブレイブサンダースも全力を投じてまいります」と発表している。
そのコメントにもあるとおり、新アリーナは昨年9月末にBリーグが発表した将来構想の条件(B1については、アリーナ観客席数5,000席以上)を十分満たすものである。また、京急川崎駅からだけでなく羽田空港からも電車でわずか13分と、申し分ない立地といえるだろう。

新アリーナでのバスケットボールはもちろん、複合エンターテインメント施設とあってライブイベントやストリートダンスを中心としたダンスコンテストなどのイベント、アートの展示なども盛り込まれる予定。さまざまなコンテンツに広々とした公園、宿泊施設と、完成した際にはあらゆるものが集まる川崎の中心となりそうだ。





文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: 川崎ブレイブサンダース Bリーグ

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