月刊バスケットボール5月号

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2023.02.28

日本の高校・大学に通ったアリウンボルトが活躍、モンゴルがアジア杯プレ予選初突破

モンゴル代表のアリウンボルトは日本に縁があり


2月27日、モンゴル代表(FIBAランク106位)は「FIBAアジアカップ2025プレ予選」の全日程を終了。グループF3位となり史上初の予選進出を決めた。中心選手のアリウンボルト・アナンダは日本の高校、大学でプレイしていたという経歴を持っている。

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モンゴルがFIBAに加盟したのは2000年のこと。2014年の第17回アジア競技大会(仁川)ではベスト8という結果を残しているが、歴史も浅いこともあってFIBAアジアカップでは予選に到達したこともない。しかし、今回、約8ヵ月に渡って繰り広げられた「FIBAアジアカップ2025プレ予選」でグループF3位となって、史上初の予選進出を決めた。

ファーストラウンド、セカンドラウンドの合計7試合でチーム3位となる平均10得点をマークしているアリウンボルト・アナンダ(25歳)は、羽黒高、上武大でプレイしていた経歴を持っている。2019年からは3x3の代表としてもプレイしていて、昨年は「FIBA 3x3ワールドツアー年間最優秀スペクタキュラー選手」にも選ばれているなど活躍している。

「国を代表するのはアスリートの夢。今、僕はその夢を生きているんです」というアリウンドはFIBAのインタビューに対して、「モンゴルのバスケットボールは将来、アジアの強豪国に対しても台頭に戦える可能性を十分に持っています。実際、若い選手はアメリカや外国のリーグで活躍し始めています。“ブルーウルフ(チームの愛称)”がアジアで存在感を示す日も近いはずです」とチームは高いポテンシャルを持っていると答えている。

3x3のモンゴル代表は2017年の「FIBA 3x3 アジア カップ」ですでに優勝を果たしているが、今後5人制でも頭角を現していくのだろうか。


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: FIBA

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