1試合71得点! リラードがロケッツ戦で大爆発「攻撃モードになっている自分を楽しんだ」
リラードがロケッツ戦で71得点の大爆発
現地2月26日(日本時間27日)、デイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)は、ホームでのヒューストン・ロケッツ戦で歴代8位タイとなる71得点をマークした。リラードの60得点以上は、キャリア5度目。これはウィルト・チェンバレン(32回)、コービー・ブライアント(6回)に次ぐ記録である。
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現地24日(日本時間25日)のサクラメント・キングス戦は休養のため欠場。NBAオールスターゲーム以来の試合となったリラードは1Q残り10分11秒、トップからドライブしリバース・レイアップで初得点。3本の3Pシュート、2本のフィールドゴールを決めて16得点と良い出だしを切る。そして2Qは、3Pシュート6本中5本成功などで25得点。ハーフタイムで41点をマークした。
3Qは9得点に留まったものの、この時点ですでに50点に到達。そして4Qまたもシュートが決まりだす。開始1分20秒、プルアップ3Pシュートでクォーター初得点を奪うと、3Pシュート、トマホークダンク、フリースローで得点を伸ばしていく。そして残り2分23秒、左ウイングから3Pシュートを決めて69点に。さらにその約40秒後、トップからドライブするとフローターを決めて71得点目を奪った。滅多に見ることのできない瞬間に、アリーナのファンは両手を上げ、大歓声でリラードの大記録達成を讃えた。
その後、勝利が確定的となって残り44.5秒、リラードはコートをあとに。この試合では39分11秒出場し、2Pのシュートが16本中9本成功、3Pシュートが22本中13本成功、フリースローは14本すべて成功、6リバウンド、6アシストというスタッツを残している。試合後、リラードは、「攻撃モードになっている自分を楽しんだ。どんな選手も、自分がホットで攻撃モードな時はその瞬間を楽しんでいると思う」と“攻撃モード”に入っていたと告白。「このあと22試合残っているし、できるだけ多く勝たないといけない。アグレッシブに、とにかく勝てるように頑張らないといけないと思っている。今夜はそうだったんだ、攻撃モードでいたかったんだ」とプレーイン・トーナメント、プレイオフ進出に向けて頑張りたいと語った(29勝31敗で現在11位)。
71得点は、歴代8位タイという大記録。ちなみに今季2度目の71得点で、今年1月2日にドノバン・ミッチェル(キャバリアーズ)も記録している。またこの試合で成功した3Pシュート13本は、歴代2位タイの記録である(1位は2018-19シーズンにクレイ・トンプソン/ウォリアーズが記録した14本)。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
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