月刊バスケットボール6月号

Wリーグ

2023.02.22

シャンソン化粧品が李HC、7選手の退団、鵜澤コーチのヘッドコーチ就任を発表

1月22日、トヨタ紡織戦より

“目の前の試合にベストを尽くす”と鵜澤新HCがコメント


2月22日、Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ)の「シャンソン化粧品 シャンソンVマジック」はホームページで、李 玉慈ヘッドコーチ、7選手の退団および鵜澤潤アソシエイトヘッドコーチのヘッドコーチ就任を発表した。

【SNS】退団・就任情報公開を伝えるシャンソン化粧品のツイート

ホームページでシャンソン化粧品は「李ヘッドコーチは一昨年にチームに復帰した後、若いチームを牽引し、昨シーズンはプレーオフ・セミファイナル進出に貢献し、また、藤岡麻菜美、千葉歩、野口さくら、大沼美琴、宮坂桃菜、北村悠貴、栗林未和の7選手は、これまで自身の能力を最大限発揮し、チームのために尽力してくれました。

今季、チームは高い目標を掲げ切磋琢磨してまいりましたが、方向性の違いにより7選手は退団いたしました。また、李ヘッドコーチは、今回の選手退団という混乱を招いたことの責任をとって辞任いたしました。
シーズン途中に有能な選手・ヘッドコーチを失うことは誠に残念であり、慰留に努めましたが、最終的には各人の意向を尊重することになりました。
ご声援いただいておりますファンの皆様には大変申し訳なく、また、チームとしても誠に残念な限りですが、これまでの貢献に対して心より感謝申し上げます」(原文)と最終的には各人の意向を尊重したこと、またファンに対して謝罪の言葉を綴っている。

リーグはレギュラーシーズン(26試合中)18試合を消化。現在10勝8敗で7位のシャンソン化粧品は、プレイオフ「セミクォーターファイナル」(5位〜8位チームによる1戦先勝方式)進出圏内にいる。残りシーズンでどんな戦いを見せるか、鵜澤新ヘッドコーチからは「目の前の試合にベストを尽くし、目標の優勝に向かって頑張っていきたい」と目の前の試合に集中していくとコメントが発表になっている。

また、この発表を受けてWリーグは「上記7選手につきましては、選手としての継続的な活動が出来るように、Wリーグとしてサポートしてまいります」と発表している。


■鵜澤 潤 新ヘッドコーチコメント

【生年月日】1981年10月28日(41歳)、【出身地】千葉県、【指導歴】2020年〜:シャンソンVマジック アシスタントコーチ、2022年〜:シャンソンVマジック アソシエイトヘッドコーチ

「いつもシャンソンVマジックを応援いただき、ありがとうございます。この度ヘッドコーチに就任する運びとなりましたが、チームの目標のためにベストを尽くすことだけを考えています。選手たち一人ひとりの個性を生かしながら、そして足りない部分はスタッフたちを含めたチーム全員で補い合いながら、まずは残りのシーズンを一丸となって戦っていけたらと思っています。
 
 目標はシーズン当初に掲げたものに変わりはなく、とにかく上を目指して頑張っていきたいと思っています。シーズン当初とチーム状況は変わりましたが、Wリーグで優勝することに関しては今のチームでもしっかりと目指していきたいです。現在チームはプレーオフ進出圏内に位置していますが、残り8試合を残して決して安心できる状況ではないので、目の前の試合を一戦一戦、ベストを尽くして戦っていきたいです。そのようにして勝ち点を重ねていくことが非常に大事だと考えています。
 
 22-23シーズンも終盤に差し掛かり、より一戦一戦が大切な時期となってきました。チームとして目の前の試合にベストを尽くし、目標の優勝に向かって頑張っていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: シャンソン化粧品シャンソンVマジック

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