NBAがオールスターでの「注目シーン10選」を公開、No.1に選んだのはマクラングのスラムダンク・コンテスト優勝
NBAオールスター2023「注目シーン10選」No.1はマクラングのダンク!
現地2月21日(日本時間22日)、NBA公式サイトは今年のオールスターウィークエンドでの「注目シーン10選」を特集。その1番目に、マック・マクラング(セブンティシクサーズ)のスラムダンク・コンテスト優勝をピックアップした。
【動画】ジョーダン、カーター、ラビーン、マクラング…歴代コンテストでの50点満点ダンクを見る
今年のオールスターウィークエンドでの「注目のシーン10」の内、No.1に選んだのはスラムダンク・コンテストでのマクラングでの優勝だった。“Welcome Back to the Dunk Contest(ダンク・コンテストよ、おかえり)”と見出しを付け、<長年に渡って輝きを失っていたオールスター・イベントが復活した>とマクラングの優勝を称えている。
今回のスラムダンク・コンテストでは、セブンティシクサーズとツーウェイ契約を結び、Gリーグ「デラウェア・ブルーコーツ」でもプレイするマクラングが優勝したのだが、なんと4本中3本が50点満点。決勝2本目のダンクでは「ゲートシティ高時代のジャージーをまとっての540度スピン(1回転半)を入れてのボースハンド・リバースを決めて、コートサイドにいたNBAスターと観客を興奮させた」と紹介。またマクラングのおかげもあって、サタデーナイト関連動画はイベント終了後12時間で合計5億回以上視聴となり、これは過去最高だったとも書いている。
以下が2位以下の項目と簡単な内容説明である。
2「オールスター・ドラフト成功」
★オールスター・ドラフト初の生中継は、楽しさと笑いにあふれたイベントになった。
3「歴代得点記録ベスト3位が揃い踏み」
★歴代得点記録1位のレブロン・ジェームズ(レイカーズ)、2位のカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズ)、3位のカール・マローン(元ジャズ)が並んだシーンは壮観だった。
4「ヨキッチ、誕生日にオールスターのスターターとなった初の選手に」
★シーズンMVP2年連続優勝中のニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)は1995年2月19日生まれで誕生日にオールスター・ゲームのスターターとなった初の選手になった。
5「シルバーコミッショナーの次世代技術投入披露」
★アダム・シルバーコミッショナーが試合のストリーミングをよりおもしろくするテクノロジーをいくつも紹介。中でも注目はNBAアプリ(日本未公開)を通じて、ライブ中継に参加できる機能だった。
6「2年目を迎えたHBCUクラシック」
★NBAとAT&Tは、歴史的に黒人の多い大学を支援すべく、学生のための学業、スポーツ、健康のためにグランブリング州大、サザン大に10万ドル(約1,350万円)を寄付した。
7「アルバラドがジョーダン・ライジング・スターズでMVP」
★ホセ・アルバラド(ペリカンズ)がMVPに。最後の3Pシュートは。コートサイドにいたドノバン・ミッチェル(キャバリアーズ)とディナーを賭けて事前に言っていたものだった。
8「殿堂入り最終候補者発表」
★最終候補者としてダーク・ノビツキー(元マーベリックス)、ドウェイン・ウェイド(元ヒート)、トニー・パーカー(元スパーズ)、パウ・ガソル(元レイカーズ)、そしてグレッグ・ポポビッチ(スパーズヘッドコーチ)の名前が発表に。会場にいたガソルは「素晴らしい名誉だ」と語った。
9「TNTでビル・ラッセルを追悼」
★テレビ局「TNT」の放送の中で、昨年7月31日に亡くなったビル・ラッセルを追悼。同氏はセルティックスを11度優勝に導いたレジェンドである。
10「NFLスターはバスケもうまかった」
★オールスター・セレブリティー・ゲームで、NFLシーホークスのDK.メトカーフが20得点、10リバウンド、4ブロックをマークしてMVP。身体能力を生かしたダンクは見事だった。
文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)
タグ: NBAオールスター・ゲーム