月刊バスケットボール6月号

3x3

2023.02.19

【第8回 3x3日本選手権大会ファイナルラウンド】男子:UTSUNOMIYA BREX(栃木)、女子:XD(宮崎)が2度目の優勝!

今季3x3 OPENカテゴリーの日本一の座をかけた「第8回 3x3日本選手権大会」ファイナルラウンドが2月18日~19 日、大森ベルポート (東京都品川区) で開催された。各地区の予選を突破し、さらに東・中・西日本の各エリア大会を勝ち抜いた男女各16チームがトーナメント方式で対戦。大会2日目の今日(19日)は準決勝と決勝が行われ、男子はUTSUNOMIYA BREX(栃木)が2年連続2度目、女子はXD(クロスディー。宮崎)が2年ぶり2度目の優勝を飾った。


<女子準決勝♯1>
TEAM HUSTLE(千葉) 17‐16 TOKYOBB(栃木)



<女子準決勝♯2>
XD(宮崎) 21‐15 TOKYO DIME(東京)



<女子決勝>
XD 21‐20 TEAM HUSTLE



<男子準決勝♯1>
UTSUNOMIYA BREX(栃木) 20‐17 BEEFMAN(岐阜)



<男子準決勝♯2>
TSUKUBA ALBORADA(茨城) 21‐17 TOKYO DIME(東京)



<男子決勝>
UTSUNOMIYA BREX 21‐19 TSUKUBA ALBORADA



スタンドを埋め尽くした観客、そして応援隊が見つめる中、決勝は男女どちらも白熱した展開となったが、ゲーム終盤で先に勝利を間近に手繰り寄せたのは、いずれも初優勝を狙う男子・TSUKUBA ALBORADA、女子・TEAM HUSTLE。しかし、試合終了までいよいよ秒読みという瀬戸際で驚異的な粘りを見せ、まさに土壇場からの逆転劇でタイトルを掴み取ったのは、優勝経験のある男子・UTSUNOMIYA BREX、そして女子・XDだった。

MVPは、男子がUTSUNOMIYA BREX♯10 ドゥサン・サマルジッチ、女子はXD♯54齊藤桃子という、チームを勢い付け、そして優勝を決定付けるクラッチシューターぶりを見事に発揮した2人が獲得した。




「どうやって勝ったのか…あまり記憶にないんです」と齊藤は試合後のインタビューで語っていたが、それはむしろ、いかにゲームに集中していたかを物語るもの。一方、2021年9月に開催の「3x3.EXE PREMIER JAPAN PLAYOFFS」で優勝を飾って以来、「3×3 JAPAN TOUR」、そしてこの「日本選手権」と国内主要タイトルを独占し、無敵ぶりを見せているUTSUNOMIYA BREXだが、リーダーの齊藤洋介は、「“負けたらニュースになる”というプレッシャーの中で勝ち続けることは、正直言ってきつかった」と本音をもらす。

そんな、“2人の齊藤”が語ってくれた興味深い話についても、近日お伝えしたい。


 惜しくも敗れたとはいえ、最後まで見事な戦いぶりを見せた女子準優勝のTEAM HUSTLE(写真左)、そして男子準優勝のTSUKUBA ALBORADA



みごと2度目のタイトルを勝ち取った女子優勝のXD(写真左)、そして男子優勝のUTSUNOMIYA BREX







※JBA3x3 公式 YouTube にて全試合視聴可能
[Day 1] https://www.youtube.com/watch?v=EYIB2sCiye8
[Day 2] https://www.youtube.com/watch?v=xFeWeVvDxeU


取材・文・写真/村山純一(月刊バスケットボール編集部)

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