月刊バスケットボール1月号

渡邉飛勇(琉球)、ジョシュ・ホーキンソン(信州)、川島悠翔(福岡大附大濠)ら、男子日本代表W杯アジア地区予選Window6直前合宿に追加招集

Window6直前合宿に追加招集


公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)は、223日(木・祝)から26日(日)にかけて高崎アリーナ(群馬県高崎市)で開催されるFIBAワールドカップ2023アジア地区予選Window6に向けた直前合宿(213日より実施中)の招集メンバーの一部変更を発表した。既報の18人のリストから4人が不参加となり、新たに6人が追加招集されている。


【表】男子日本代表Window6直前合宿参加メンバー/Window6予備登録選手をチェック

追加招集の中には、6日に帰化認定され日本国籍を取得したばかりのジョシュ・ホーキンソン(信州ブレイブウォリアーズ)、故障による長期離脱から戦列に戻り、5日にB1公式戦デビューを果たしたばかりの渡邉飛勇(琉球ゴールデンキングス)、身長200cmで17歳の川島悠翔(福岡大附大濠)らが含まれている。


日本国籍を取得して追加招集されたジョシュ・ホーキンソン(写真/©B.LEAGUE)

身長208cmのホーキンソンはこの中で最長身。また、207cmの渡邉ほか合宿に参加する20人中8人が200cm以上となっている。

プレーメイカーに稲妻のようなスピードを持つ小柄なタレントとビッグガードのコンビネーションを重用してきたトム・ホーバスHCは、今回も富樫勇樹(千葉ジェッツ)と河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)の小柄な「ダブルユウキ」と身長188cmで得点力の高いテーブス海(滋賀レイクス)を招集していた。しかし、宇都宮ブレックスの特別指定選手としてダンクを成功させたことでも話題となった身長190cmの小川敦也(筑波大)を追加招集したことで、チーム全体としての大型化と、ユニークかつ強力な特徴を持つメリハリのあるロスター構成を指向するそのコンセプトが、より鮮明になった印象もある。



東京2020オリンピックでもロスターに名を連ねた渡邊飛勇も追加招集された(写真/©B.LEAGUE)

追加招集の中で、市川、小川、金近、川島の4人はディベロップメントキャンプ参加者。宿不参加となったのはルーク・エヴァンス(ファイティングイーグルス名古屋)、安藤誓哉選手(島根スサノオマジック)、橋本晃佑(シーホース三河)、齋藤拓実選手(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ) 4人で、エヴァンスは家庭の事情のため、ほかの3人はコンディション不良が理由とされている。

合宿メンバー最年少の川島は、「男子日本代表チームの合宿に招集され、とても嬉しいです。ホーバス HC や周りの人の期待に応えられるようにプレーしていきたいです。できないことが多いのは当然なので、たくさんチャレンジしていろいろ学んで、更にレベルアップします。今回の合宿では一番年齢の近い、福岡第一卒の河村勇輝さんと話してみたいと思います。その他、小さいころから見ていた選手ばかりなのでいろいろ質問して、プロの世界のこと、バスケット人生においてどういうことをしたら良いのかなどアドバイスをたくさんもらって、いい合宿にしたいと思います」と抱負を明かしている。


Window6直前合宿での川島悠翔(写真/©JBA)



文/柴田 健(月刊バスケットボールWEB) (月刊バスケットボール)

タグ: FIBAワールドカップ2023アジア地区予選 Akatsuki Japan

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