月刊バスケットボール10月号

NBA

2023.02.10

渡邊雄太14得点でネッツ勝利、「4Q21失点に抑えたのはWATANABEがフロアにいたから」とボーンHCが称賛

「4Q21失点に抑えたのは彼(渡邊)がフロアにいたから」


現地2月9日(日本時間10日)、ブルックリン・ネッツはホームゲームでシカゴ・ブルズと対戦。新加入のスペンサー・ディンウィディーが25得点、キャム・トーマスが20得点、渡邊雄太が14得点の活躍を見せて116-105で勝利した。

【動画】渡邊雄太、ブルズ戦活躍シーン&試合ハイライトをチェック

現地2月6日にカイリー・アービングをマーベリックスへ、そして本日未明にケビン・デュラントとサンズへトレード。3日間で得点源2人を失った中で迎えたブルズ戦となったが、見事勝利をもぎ取った。

スターターにはマーベリックスから獲得したドリアン・フィニー スミス、ディンウィディーを起用。1Qは19-26という出だしになったが、2Qはジョー・ハリスが3Pシュート6本中6本成功で18得点と活躍。2Qから出場した渡邊もトップから3Pシュート1本を決めてハーフタイムで53-50と追いつく。

3Q、渡邊は2Pシュート、3Pシュートを1本ずつ成功して5得点。しかし、チームとしては26-34として79-84と5点ビハインドで3Qを終えた。4Q、ネッツは攻守でシュートミスを引き出すと、トーマス、ディンウィディー、デイロン・シャープの得点で逆転。そして残り6分50秒、残り4分23秒に渡邊が3Pシュートを成功させる。いずれも左コーナーでオープンとなり、シャープ、トーマスからのパスを受けての3Pシュートだった。これでネッツは104-94と作ったリードを守って116-105で勝利した。

渡邊は22分19秒出場、3Pシュートを5本中4本成功させて14得点、1リバウンド、2アシスト、1スティールを記録。前の試合で3試合連続40点オーバーの最年少記録を作った横須賀生まれのトーマスは20得点で4試合連続とはいかなかった。

試合後、ジャック・ボーンヘッドコーチは、「我々は方法を見つけただけ。みんなパニックになっていない。ゲームプランに集中し、本当にいい仕事ができた。特に終盤は良かった」とプランどおりの試合運びで勝てたとコメント。特に貢献したとしてあげたのが渡邊だ。「4Q21失点に抑えたのは彼がフロアにいたから。今夜は、リバウンド力やシュートチャンスをつぶされず、マルチな能力とサイズが生きたと思う」と渡邊が力をうまく発揮したと称えている。




文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: NBA 渡邊雄太

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