月刊バスケットボール7月号

NBA

2023.02.09

移籍のアービング、ネッツで「とても軽蔑されていると感じていた」と告白

「とても軽蔑されていると感じていた」と告白したアービング

現地2月7日(日本時間8日)、ダラス・マーベリックスにトレードで移籍したカイリー・アービングは記者会見を開き、ブルックリン・ネッツで「とても軽蔑されていると感じていた」とトレードを要求した理由について語った。

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ダラスでの初練習後、「とても疲れたよ」と感想を語ったアービング。記者会見では「彼のそばでリードできることは、いくらでもするつもりだよ。ここではプレッシャーがない。何も強制されることはない。とにかく彼の才能とチームメイトの才能を楽しみ、チャンピオンシップに向けて努力したいんだ」とルカ・ドンチッチを助けたいとコメント。

「規律正しく、集中して、一貫して準備すれば、何でも現実的だと思う。僕らがどのように一試合一試合に取り組むかは、ヘッドコーチが考えること。私は、他のコーチやチームメイトに従うし、ほかの役割を果たすことが必要ならそれをやるつもりだ」とヘッドコーチ、そしてチームメイトに求められれば、どんな役割も果たすつもりだと語っている。

そして、ネッツ時代に反ユダヤ主義の主張を含む著作品を世に広めるようなソーシャルメディア発信を行ったことで5試合の出場停止を含む重い処分をリーグから科されていたことについても言及。

「これまでも私は投稿を何度も削除している。それが私に関する意味やサポートしてくれる人に混乱をもたらしてしまった。だから謝罪をした。ただ、家族を大切に思っていたからやったことなんだ。私の家族には、私を深く愛してくれるユダヤ人がいる。メディアは事前にそれを知っていたとは思えない。そして、私は感情的に反応してしまった。だから、私は謝罪するよ。私は世界中の人々の味方だ。あらゆる職業、あらゆる人種、あらゆる宗教の人たちのね」と改めて謝罪の気持ちがあるとしたうえで、家族を思っての行動だったと説明した。

そういった経緯の中で感じたのか、「ブルックリンでは、プロセスを通して、とても軽蔑されていると感じる時があったんだ。私はやるべきことを一生懸命にやっていた。しかし、誰も私の労働倫理について話すことはなかった。みんながフロア外でやったことについて話していた」とチームの中で居心地が悪かったとコメント。それがトレード要求のきっかけとなったようだ。

そして、「ダラスにいる今は、自分がコントロールできることに集中するよ。もちろんブルックリンのみんなとはいつも仲良しだし、ボストンのみんなとも仲良しだし、クリーブランドのみんなとも仲良しだよ」とマーベリックスでのプレイに集中すると宣言した。

今後、ドンチッチらと共にプレイしていくことになるアービング。ジェイソン・キッドヘッドコーチは、「これまでレブロン・ジェームズ(キャバリアーズ時代)、ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン(共にネッツ時代)などほかのスター選手とうまくかみ合ってきているし、ドンチッチとも共存できると考えている」と語っている。

アービングは、現地8日(日本時間9日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦でマーベリックスの選手としてデビュー。ドンチッチは右足かかと痛のため欠場となり、ダイナミックデュオはお預けとなったが、チーム最多の24得点を奪ってチームを勝利に導いている。


文/広瀬俊夫(月刊バスケットボールWEB)

タグ: カイリー・アービング NBAダラス・マーベリックス

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